STEAM教育って最近よく聞くようになったんだけど、結局それって何のことなの?
もし、子どもの成績アップに役立つのなら、我が家でもすぐにでも取り入れたいんだけど・・・
最近、色々なところでSTEAM教育、という言葉を聞くようになってきましたね。
特に多くの通信教育や私立中学校のカリキュラムにおいて、プログラミング教育とセットで語られることが多くなりましたね。
なんとなくイメージは出来るんだけど、結局何のことなの?
って質問されたら、答えられない人が多くいると思います。
ここでは、そんなSTEAM教育の特徴や採用している私立中学校、また通信教育などでも取り入れており、偏差値アップに使えそうな情報もありますので、まとめて紹介しています。
特に小学校低学年から中学年のお子さんを育てており、賢い子供に育ってほしい!地頭の良い子に育ってほしい!
なんて望みを持っている人に役立つ情報になっていますので、ぜひともチェックしていってくださいね
本記事のテーマ
STEAM教育の中身や子供の能力アップに役立つかどうか?
ポイント
- STEAMは注目度が上がっている、実践的な教育プログラム
- 中学受験準備として、地頭の良い子供に育てたい人は、家庭に導入して!
本記事では、こういった内容について紹介していきます。
本記事を読むことで、あなたの疑問や不安を取り除いてくださいね。それでは、さっそく見ていきましょう。
あなたが得られる情報
STEAM教育の特徴とは?
まず初めにSTEAM(スティーム)教育の特徴について説明します。
STEAMとは、
- Science(科学)
- Technology(技術)
- Engineering(工学)
- Art(芸術)
- Mathematics(数学)
5つの単語の頭文字を組み合わせた言葉。以前から提唱されていたSTEM教育にArt(芸術)を加えたものです。
いわゆる実技教科が中心となって、この教育を担います。
私立中学校で取り入れているところはまだまだ少ないですが、今後は間違いなく伸びていきます!
なぜ言い切れるかと言いますと、要はこの教育って、英語、プログラミング、というのを考えたときに、昔の頭でっかちの使えない教育でなく実践的で使える教育を行おう!
という、教育方針が転換している方向性とぴったりハマっているんですよね~。
そういった意味でも、最低限、意味や取り組み方ぐらいについては、しっかりと理解しておく必要がありますね
STEM教育が、2006年に発足!
STEAMの説明を行う前に、まずは母体となったSTEM教育が生まれた背景や目的、といった情報をまとめていきます。
そもそも、STEM教育が提案されたのは、2006年のブッシュ政権時代です。
なんでこのような教育が生まれたのかといますと、
- ⾼い技術を必要とする職種に就くことができる人材が不足するのではないか・・・
- STEM分野の横断的カリキュラム、またそのようなカリキュラムに対応できる教員が不足するのではないか・・・
- 将来、国の競争⼒が低下してしまうのではないか・・・
といった不安があり、教育に新たな視点を取り入れることにより、国として高い水準を保とうとしたのがきっかけとなっています。
幅広い理系分野の知識を持ち、それらを最適に組み合わせることによって、複雑化する現代社会の課題を解決する手段を提供できる。
そんな人材を多く生み出すことが、国の将来を大きく左右するのではないかという問題意識がSTEM教育提唱の背景にはあったのです。
STEAM教育が重要にしている10の視点とは?
STEAM教育の中身についてですが、10の視点をもとに、伸ばそうとしている能力が定義されています。
ここでは、まずはそのSTEM教育強化10の指針をもとに、教育の特徴について解説していきますね
- 複雑な問題解決力
- クリティカル思考
- 想像力
- (人の)マネジメント
- 他社との調整力
- 感情知性
- 判断・決断力
- サービス思考
- 交渉力
- 認識の柔軟性
こういった視点の能力を伸ばそうとしているのが、STEAM教育の中身になります。
個人的には、子供の教育というよりかは、むしろ、ビジネスマン、ビジネスパーソンのスキルアップ、自己啓発本とかの目次になりそうな項目が並んでいるな~、なんてのが率直な感想ですね。
子どものときから社会に出ても通用する能力を伸ばすことにより、社会全体のレベルアップを図っていこう!
というのが、STEAM教育が推進されている理由です。
STEAM教育の私立中学での導入事例
こういった先進的というか実務的なスキルを伸ばそうと考えられたSTEAM教育ですが、私立中学校でもだんだんと導入事例が増えています。
ここでは、導入している私立中学校での導入事例や評判について、紹介しておきます。
STEAM教育導入事例① 芝浦工業大学付属中学校
芝浦工業大学付属中学では、理科系、科学系のスキルアップとして、まず『なぜ?なぜ?』という、疑問からスタートしていく勉強方法を提唱しています。
当たり前のことですが、理系、工業系で活躍するならば、
- 現象を観察し、なぜ?という疑問を持つ
- 疑問点を明確にし、仮説を持つ
- 仮説に基づき、確からしさを確認するために実験、検証する
- 間違えていればフィードバックする
- 分かったことを正しく他社に伝えディベートを行う
という勉強の進め方が重要になります。
その点、芝浦工業大学付属中学校では、理科系の教育として、「サイエンス・テクノロジアワー」というカリキュラムを中学校3年生に用意しています。
中学3年次の通常の理科実験とは別に展開される実験授業。
教科書から離れて、より実用的で身近なテーマを教員が独自に取り上げ、2時間かけてじっくりと取り組みます。レポートの書き方もしっかりと指導します。
また中学校3年間で60の実験を行います。観察と実験を重視し、じっくり実験に取り組むことで、観察力と疑問解決力を育成しています。
中学1年の校舎周辺の植物の観察から、中学3年の電磁気と発電機の製作まで、テーマは実に多様です。
また実際のモノづくりの現場を味わってもらうため、ロボットを利用した工学実験を多く取り入れています。
大学付属という利点を生かし、大学の先生や学生に指導してもらいながら、実際の荷重計算やプログラミング、といった実際に工業の現場で開発者として役立つスキルを磨いていきます。
STEAM教育導入事例② 文化学園大学杉並中学校
こちらの中学校では、生徒の自主性、前向きな意欲、を学ぶ場を提供する!
ということに注力して、STEAMプロジェクトを取り入れています。
学校のコンセプトとして、「まだ世の中にない[価値あるもの]を作り出す」ということをテーマとして取り組んでいます。
その成果として対外的にも認められるような活動がありますので、ここで紹介しておきます。
文化学園大学杉並中学校のSTEAMプロジェクトのメイカー部門では、プログラムやロボティクスを中心に学ぶチームとして活動を行っています。
そのチームの活動実績として、自律型ロボットによる国際的な大会、『WRO (World Robot Olympied) Japan2020』に出場し、初出場ながらも優秀賞を獲得していむあs。
また、中学生を対象として、プログラミング・ロボティクス講座を週に2回開催しています。
やはり学校名からも分かるように、理系工業系として積極的に活動しており、モノづくり、という観点で教育をし、積極的に能力を伸ばしていますね
STEAM教育導入事例③ 日出学園
日出学園にはこのSTEAM教育を推進する「STEAM科」があります
芸術科・技術科・家庭科・情報科・総合探究科の5科で構成されるSTEAM科では、特色ある教育が日々行われています。
様々な科目について特徴ある授業を行っていますが、他の学校ではなかなか取り入れていない、美術系、音楽系でも特徴がありますので、紹介しますね。
音楽の授業では。、中学では表現(歌唱・器楽)、鑑賞、創作を満遍なく扱います。
小さい単位でのグループワークを取り入れることで、リーダー経験をより多くの生徒に体験させ、音楽を通して自己表現や協調性を学びます。
高校では「音楽は必要か?」という問いを基に、これからの自分の音楽への関わり方を模索していきます。
教科書に限らず、様々なジャンルの曲を演奏します。
生徒から好評なのは「グループ発表会」という、任意のメンバーと楽器で好きな曲を演奏するものです。
また、今年度からスマートフォンアプリを用いての作曲にも挑戦し、生徒のニーズも積極的に取り入れています。
音楽室の音響設備は5.1chを採用!シアターのように立体的に音を楽しめるので鑑賞もバッチリです
このように、しっかりと設備、ハード面から教育カリキュラムまで考えたうえで、音楽の授業でも決められた曲を演奏するだけでなく、子供たちの積極的な教育にとつなげています
STEAM教育を取り入れている通信教育、ワンダーボックスって?
ワンダーボックスという通信教育では、STEAM教育を取り入れたカリキュラムを自宅で簡単に取り入れられるようになっており、ここ数年で非常に注目を集めている通信教育になります。
毎月約10種類のアプリ教材と3種類のキット教材を届けてくれ、デジタルとアナログを掛け合わせた新感覚のまなびを体験することができます。
特にワンダーボックスを試した後で言えることなのですが、『あそびながら考える。って当たり前だけど、めちゃくちゃ子供の成長につながる!』ってことですね。
最近は本当に便利になって、下手したら小学校低学年の子供ですら、タブレットやスマートフォンで正解を探して、その正解通りに解決手段を探してしまう子供もいるかもしれません。
ですが、このワンダーボックスでは、遊びながら悩んで解決策を考えるような知育トイ、教材が用意されており、夢中で考えるようなカリキュラムになっています。
実際、我が家で試した時は、私が手を出してしまい、ものすごく泣かれてしまうぐらいに夢中になって取り組んでいました・・・(汗、大反省でした)
それぐらい夢中になって考えている以上、脳への刺激も良いことは間違いありません!
中学受験の勉強が本格化し始める前に、幼児や小学校低学年のころから、積極的にこういったカリキュラムに触れて、頭を使う習慣を身に付けるのをおススメします!
\ 小学生低学年、幼児向けの中学受験準備におススメ! /
まとめ:STEAM教育は、最先端教育として、各家庭も取り入れて!
いかがでしたか?
何となく言葉は聞いたことがあるし知った気分になっていた方も、少しは理解が進んだのではないでしょうか?
繰り返しになりますが、まとめておきます
ポイント
- より使える知識として、実践的な教育を行うのが、STEAM教育
- 問題解決力、クリティカル思考、とビジネスパーソンにとっても伸ばしたいスキル満載!
- 私立中学校でも、カリキュラムとして取り入れている学校が増加中!
- 書く過程でも通信教育などで、中学受験準備として積極的に取り入れて!
STEAM教育は、本当に大人になった自分でも、伸ばしたい、身につけたい、と思っている能力やスキルを重要視しており、将来的に役立つことは間違いありません!
地頭の良い、回転力が早い子供に育ってくれるよう、積極的に家庭内の勉強方法にも取り入れていってくださいね
\ 小学生低学年、幼児向けの中学受験準備におススメ! /