中学受験を始めようかと悩んでいる、もしくはすでに始めてるんだけど、なかなか成績が上がらない。中学受験に成功するような子供は、どれぐらい勉強しているの?ってか、勉強時間が短くても効率的な勉強はできないの?夜遅くまで睡眠時間を削るのは?
子供の受験となると、疑問があると不安になりますよね。
ここではそんなあなたの不安を解消していきます。
本記事のテーマ
中学受験に必要な勉強時間と効率的な勉強方法
本記事を読むと分かること
- 中学受験に必要な勉強時間を、学年別に教えます。
- 小学校3年生は、平日1時間 休日0~4時間
- 小学校4年生は、平日1.5時間、休日2~4時間
- 小学校5年生は、平日2時間、休日4時間~6時間
- 小学校6年生は、平日4時間、休日8時間~12時間
- 効率的な勉強方法を考えるなら、睡眠時間は絶対に削っちゃダメ
- 1日で2/3忘れる。効率的来な学習方法としては、すぐにやる。
本記事では、こういった内容について紹介していきます。
本記事の信頼性
記事を書いている私は、中学受験難関校突破し、現在は男の子育てで中学受験チャレンジ中。
塾などの宣伝広告情報とは違い、本気で試してよかった情報を、本音で暴露公開中です。
本記事を読むことで、あなたの疑問や不安を取り除いてくださいね。それでは、さっそく見ていきましょう。
あなたが得られる情報
中学受験に必要な勉強時間を、学年別にまとめます
中学受験をまじめに考えているのであれば、長時間の勉強時間は覚悟しないといけません!
イキナリですが、これが真実です。勉強時間は裏切りません!
6年生の夏休みから受験までは、土日の休日でも基本は12時間程度の勉強を覚悟しておいて下さい。
なんて、書くと狂気というか若干ヒク親御さんが多いかもしれませんが、偏差値55以上ぐらいの中学校を狙っていくのであれば、これぐらいがスタンダートとなります。
偏差値50って要は平均じゃないですか?
ここを大きく超えていこうと思うと、単純に勉強時間でもみんなの平均よりも長くやる必要があるんですね。
そういった意味では、勉強時間を減らすことはもちろん可能だけど、そうすると偏差値40以下の大学進学率がそこまで見込めないような私立中学に行く羽目になってしまいます。
後悔する受験をさせたくないのであれば、何が何でも、まずは勉強時間を確保しましょうね。
といいうことで、ここから先は、各学年ごとの簡単な生活や勉強時間を紹介していきますね。
小学校3年生は、平日、休日ともに、塾以外で1時間の勉強でOK!
小学校3年生は、中学受験勉強といっても、まだそこまで激しくないわけですし、正直中学校受験に進んでいくための準備期間、という意味合いが強いです。
サピックスや日能研、などの大手の進学塾でも週1日、算数と国語だけ、なんて授業体系が多く、ついていくのもそこまで難しくはありません。
まずはここで、毎日塾や学校の宿題以外で1日1時間程度の勉強時間を確保するようにしましょうね。
ポイントとしては、毎日少しの時間でもよいので、自分で決めたことを、自分でやる!そのために少しでよいので、遊びたいのを我慢する!
ってのが、重要な考え方ですね。
この時期から親がガミガミ言ってやらすのも可能なのですが、そうしてしまうと、6年生の夏休みぐらいまで、延々と親子での勉強やりなさいバトルが続きます・・・
ここでは、基本的には生活習慣に勉強を組み込んでいくための生活習慣改善期間!と思ってくださいね。
小学校4年生の中学受験勉強は、平日1時間、休日2時間を目安に。
小学校4年生は、塾に通う日も週2日に増える場合が多く、少しずる中学受験に向けて勉強量を増やしていく時期になります。
結論としては、塾がない日の平日の勉強時間は、1日2時間、塾のある日は30分、といった程度の勉強量で、まだ何とかついていけるレベルだと思います。
4年生になった時に身に付けてほしい勉強としては、とにかくテスト直し、復習を徹底的にしっかりとやる!
ってことを意識してくださいね。
テスト直しって面倒だし、今更やってもテストの点数が良くなるわけではないので、子供はやりたがりません!
ですが、これから先の中学受験、徹底的に解けなかった問題をやり直すことになるので、ここでその準備、というか素地を鍛えるようにしましょうね
もちろん個人差がありますし、科目のニガテや得意と言ったところもによって異なりますので、そこは子供の実力やそもそものやる気に沿って、勉強を進めるようにしてくださいね。
正直、4年生もまだまだ中学受験からは遠いですし、そこまで意識して、勉強量を増やさなくても、良いかと思います。
小学校5年生は、勉強量が一気に増加!平日2時間、休日4時間!
小学校5年生ともなると、いよいよ中学受験勉強も本格的に始まってきており、そろそろ勉強量も増やす必要が出てくる時期ですね。
このあたりぐらいになると、多くの塾が4教科、週3日以上、土曜日に学習確認テスト、というサイクルが始まり、ついていくだけで精いっぱい、という生徒が増えてくると思います。
中学受験前の5年生、この一年間は非常に重要です。
基本的には中学受験で必要とされる、算数と理科、についてはこの一年間でほとんどの基礎的なことは習うことになります。
この1年間の授業を着実についていけるかどうか?
これが合格に対して大きなカギを握る一年となります。その分、勉強時間も非常に長くなります。
平日はそこまで時間が伸ばせないと思いますが、それでも塾に行く日数が一日増えた分、復習にも少し時間がかかります。
目安として、小学5年生の勉強時間は、塾に行った日は1時間、塾に行かなかった日は3時間、ってのが目安ですね。
4年生のころと比べての大きな違いは、土日の勉強時間が増えてきます。
土曜日の3時間はテスト、3時間はテストの振り返り。
日曜日は、その1週間で習ったことの弱点、苦手な分野の振り返りで4~5時間、といったあたりが中学受験を考えている家庭での勉強時間目安となりますね。
このころになると、本当につらくなってくるというか、急に土日も勉強優先になってお出かけとかやりにくくなるので、家族のバックアップも必要になってくる時期です。
親も覚悟を決めて、中学受験を乗り切る!って考えを固めてないと、ふるい落とされますね。
小学校6年生は、休日なし!平日4時間、休日8時間!
小学校6年生の勉強時間は、圧倒的に長時間となります。
基本的に6年生は、1週間のうちに休みなし!
ってのが、基本的な考え方になります。
塾通い自体は平日は3日は変わらないのですが、土日が両方とも塾に行く生徒が増えてきます。
特に夏休みを過ぎた秋以降は、日曜日は志望校別の対策特別授業が入ってくるので、本当に土日も勉強漬けとなります。
平日は塾に行く日は、塾での勉強3時間、プラス家出の復習に2時間で合計5時間。
塾がない日も帰ってきて、晩御飯までに2時間、晩御飯食べてから3時間、の合計5時間は必要となります。
さらに土日も完全につぶれて、土曜日は実力確認テスト、弱点補強の自主練習で8時間、日曜日は志望校別特別授業で塾4時間、家で復習4時間、結局合計8時間程度。
ってのが、中学受験に本気で取り組む家庭での勉強時間となります。
もちろん、いまイキナリこれだけの勉強をしろ!と言ってもできるわけはないのですが、徐々に徐々に受験生へとなっていくことで、これだけの勉強時間をこなしていけるようになるわけですね。
睡眠時間を削るのは絶対NG!小学生に深夜勉強は難しい!
よく聞かれるので最初に言っておきますが、中学受験を考えている小学生が、勉強のために夜更かしして睡眠時間を削るのは絶対にNGです!
子供の健康、成長が気になるってのもありますし、なによりも勉強の効率が下がります!
そうなっては本末転倒なので、絶対に夜は早く寝かせられるよう、集中した時間を確保してあげましょうね。
ちなみに睡眠負債って言葉、聞いたことありますか?
人間って起きようと思えば起きられる動物です。(もちろん、人にもよりますが笑)
負債、って言葉からわかるように、睡眠不足がたまりにたまって、徐々に徐々に起きられなくなってくるんですね。
睡眠不足の人って、アルコールで酔っぱらってるのと同じ程度に判断力が記憶力が鈍っている、というのが、学術的にも研究結果が出されています。
こちらの本に、睡眠不足の弊害など分かりやすくまとめられていますので、まだ読んでない人は、一度は読んでおくのをおススメしますね
そんな状態で勉強して効率を上げる!なんていうのが無理なことは分かりますよね。
睡眠負債に陥っているかどうかの目安ですが、以下3つですね。
- 布団に寝転がると、何も考えずに即座に眠りに落ちる
- 日中、座って何もしない時間があると、昼寝をしてしまう
- 朝起きなくてよい。という休日があると、昼過ぎまで眠ってしまう。
といったのが、睡眠負債の特徴となりますね。
いかがですか?意外と思い当たる人が多いと思いますね。
このような症状がもし子供から見て取れるようなら、少し勉強時間というか生活習慣を見直してみてくださいね。
中学受験の勉強効率を上げたければ、復習はその日のうちに!
とにかく勉強量も多く、勉強時間も伸びて大変なので、少しでも効率を良くして勉強時間を短縮したいですよね。
そう思う人に教えます!
勉強効率を上げる一番の方法は、まず復習・テスト見直しは、その日のうちにやりましょう!
これ、その日のうちに時間をかけないでやる。
ってのが大きなポイントとなるんですね。
エビングハウスの忘却曲線、という現象で研究されている有名な原理があるのですが、知ってますか?
簡単に言うと、1日たつと、聞いてきたことを2/3忘れている。
って、衝撃的な研究結果があるんですね。
2/3、つまり66%ものことを忘れてしまうってことですよ?
覚えているのがたったの33%しか覚えていない・・・ってのが、研究結果として、証明されてしまっているんですね。
ただ、この研究、幸いにも忘れるのをどうやったら忘れないで済むのか?
ってことまで研究してくれているんですね。
その結論は、忘れる前に10分でもよいから復習しろ!ってのが、忘れないコツらしいです。
少し忘れても、復習するとまた思い出すので、全部を忘れ切る前に復習をして、頭の中に叩き込んで定着させろ!
ってのが、この方の研究結果となります。
要は、塾の授業を受けて帰ってきたら、ご飯を食べて眠るのではなく、
『今日はどんなことを習ってきたの?ノートにはどんなことを書いてきたの?』
なんて声掛けをしてあげるだけで、良いんですよ!
これって塾の先生にも言われませんでしたか?
帰ってきたらどんなことを習ってきたのか、家庭でいっぱい会話してあげてくださいね。
なんて言われたと思います。
この言葉、声掛けは、こういった研究結果が裏付けとしてあって、先生方はそれを分かりやすく、会話して子供に思い出させて、頭の中に定着させてあげてくださいね!
ってことを説明してくれていたんですね。
ただ、この理論を説明しても、こういったことが苦手な人もいますので、それで分かりやすい言葉で『授業の内容を会話して』ってコンパクトに伝えてくれているんです。
ぜひとも、親子間での会話、やってみてくださいね
まとめ:中学受験に必要な勉強時間と効率的な勉強方法
いかがでしたか?
最初にあなたが疑問や不安に思っていたことは解消されましたか?
繰り返しになってしまいますが、ここまでで説明してきた内容を、簡単にまとめておきますね。
本記事の概要まとめ
- 中学受験に必要な勉強時間を、学年別にまとめます
- 小学校3年生は、平日、休日ともに、塾以外で1時間の勉強でOK!
- 小学校4年生の中学受験勉強は、平日1時間、休日2時間を目安に
- 小学校5年生は、勉強量が一気に増加!平日2時間、休日4時間
- 小学校6年生は、休日なし!平日4時間、休日8時間!
- 睡眠時間を削るのは絶対NG!小学生に深夜勉強は難しい!
- 中学受験の勉強効率を上げたければ、復習はその日のうちに!
ってのが、ここまで話してきた内容となります。
こうやって改めて時間としてまとめると、えげつない量の勉強時間ですよね?!
ここまでやらないと合格しない、勝ち取れない中学受験、本当に厳しい戦いとなります。
一回始めてしまうと途中下車しづらいのが中学受験、せめて効率的な勉強や復習方法を知りたくないですか?
もう少しこちらの記事で解説していきますので、興味のある方、まだ読まれていない方はぜひとも参考にしてみてくださいね。