
天王山という夏休みだけど、マイペースでスキマがあればゲームをしようとする子供にイライラ・・・
普段は学校に行ってるから良いんだけど、家にずっといるかと思うと、勉強しなさいバトル勃発が多すぎる・・・
子供の受験となると、疑問があると不安になりますよね。
中学受験の夏休み前に取り組むべきことは、自分の苦手分野の分析と目標の決定、予定の立て方です。
まず、苦手な分野を把握し、基礎力の定着も確認することが大切です。
次に、具体的な目標を立てて数値で示し、途中で疲れてもリカバリーが可能な目標にすることが重要です。
そして、予定を立てて効果的に勉強を進めるために、塾の講習に過度に頼りすぎたり、注意をしすぎないことも大切です。
さらに、中学受験第一志望校の過去問題を解かせることもおすすめします。
夏休みは中学受験合格に向けて重要な期間ですが、無理をせず計画的に取り組むことが成功への道です。
また、夏休み中に旅行をする場合は、お盆が最適なタイミングですが、受験勉強にも集中する必要があるため計画的に過ごすべきです。
中学受験は一度きりのチャンスであり、大きな挑戦です。
しっかりと準備をし、自分の目標に向かって取り組みましょう。
本記事のテーマ
中学受験を目指す、小学校6年生の夏休みの過ごし方と勉強時間の確保
ポイント
- 中学受験生の夏休みは計画を立てる!
- 苦手分野の克服に時間を使う
本記事では、こういった内容について紹介していきます。
本記事を読むことで、あなたの疑問や不安を取り除いてくださいね。それでは、さっそく見ていきましょう。
あなたが得られる情報
中学受験の夏休み前に取り組むべきこと①苦手分野の分析

夏休み前には、自分の苦手な分野をしっかりと把握しておくことが重要です。
まず、塾で行われる模試やテキストを見返し、どこが苦手なのかを確認しましょう。
この時期に苦手な箇所を見逃してしまうと、後になってゆっくりと復習する時間を確保することができません。
さらに、基礎力の定着も夏休み中に確認する絶好の機会です。
もしも9月以降に過去問演習をしてもうまくいかない場合、それは基礎力の不足が原因であり、夏休み中にしっかりと基礎を身につけることが重要となります。
ただし、夏休み中は塾の授業や宿題もあり、時間に余裕がないことも事実です。
そのため、限られた時間を有効に使うためにも、自分が苦手なものを明確にし、どれから取り組むべきなのかを優先順位を付けて確認することが重要です。
保護者の皆さんも、分析作業のために過去のテキストやプリントを見返すと、未解答や未触れのものが目につくことでしょう。
その時、「せっかく買ったのにもったいない」とやっていないものに焦りを感じるかもしれません。
しかし、今からすべての未解答問題に手を付ける余裕はありません。
解いた後に解き直す必要もあり、時間がいくらあっても足りません。
また、優先順位の低い問題もあるかもしれません。
中学受験で取り扱う内容は膨大で、塾のテキストや問題集は全レベルの生徒に合わせて用意されているため、塾では必ずしも優先順位の低い問題には取り組んでいないのです。
したがって、夏休み前に見返して未解答の問題に悩むよりも、「他の生徒も解いていない」「その間に大切な内容に集中できる」と、前向きに諦めてしまうほうが効果的です。
自分の限られた時間を大事にし、効率よく取り組むことが成功への道です。
苦手分野の分析を通じて、的確な対策を立て、夏休みを有意義に過ごしましょう。
中学受験の夏休み前に取り組むべきこと②目標を決める
夏休み前に子どもたちが取り組むべきことは、具体的な目標を立てることです。
夏休みは長い期間ですので、目標がないまま過ごしてしまうと、頑張る気持ちを持っていてもどこに向かってがんばればいいのか分からなくなってしまいます。
目標を立てる際には、成果を判断しやすいように数値で示すことが大切です。
例えば、「夏休み明けの模試で算数の点数を80点以上にする」とか、「夏休みの期間中に400時間勉強する」といった具体的な目標を立てましょう。
そして、途中で疲れてしまったりモチベーションが下がった場合でも、リカバリーが可能な目標にすることをおすすめします。
例えば、「毎日3時間勉強する」という目標を立ててしまった場合、夏休みが始まってすぐに体調を崩して勉強ができない日があった場合、目標を達成できないことが決まってしまいます。
このような場合、子どもたちだけでなく、大人も失敗したことを嘆きながら過ごすことになり、モチベーションが下がってしまいます。
それに対して、夏休み全体で達成する目標を立てると、途中で疲れたりモチベーションが下がったとしても、他の日に勉強をすることでリカバリーができるため、モチベーションを維持しやすくなります。
また、目標を立てる際には、子どもだけでなく大人も一緒に目標を立てると良いです。
例えば、「お父さんもお母さんも夏休み中に一緒に頑張る」という意識を持つことで、子どもたちにも勉強へのモチベーションが伝わります。
お子さんにとっては、親が一緒に頑張っている姿を見ることで、自分も頑張りたいという気持ちが高まります。#
中学受験の夏休み前に取り組むべきこと③予定を立てる

夏休み中に効果的に勉強を進めるためには、予定を立てることが重要です。
予定を立てると言っても、細かな時間割を組む必要はありません。
塾の予定や学校の登校日、家族との予定などを確認し、どの日にどれくらい勉強できるか、どの日に一日フリーな時間を作れるかを明確にすることが目的です。
受験生であっても、小学6年生の子供たちですから、勉強をしたくない気持ちも湧いてきます。
また、学校の宿題もありますので、一日フリーな日があっても塾の勉強だけをするのではなく、学校の宿題も確実にこなす日を設ける必要があります。
また、息抜きのための休息日も必要です。
ですので、事前に予定を確認し、どの日にどれだけ勉強の時間を取るべきか、スケジュールを明確にすることが大切です。
例えば、自由に過ごせる日が5日あるとします。
その5日までに学校の宿題を終わらせるように時間を作っておけば、その日に学校の宿題をする必要がなくなり、自由な時間を楽しむことができます。
予定を立てることで、いつまでに何を終わらせるべきかが明確になりますので、子供たちも計画的に勉強を進めることができます。
中学受験をする場合、夏休みは何時間勉強すればよいのか
一般的には、中学受験をする小学6年生は夏休みに7時間ほど勉強するといわれています。
しかし、必ずしも時間にこだわる必要はありません。
重要なのは、毎日少しでも勉強をして、学力をつけること、苦手なものを克服していくことです。
夏休みにたくさんの勉強時間を確保するために、多くの子供たちは塾の夏期講習を受けることがあります。
この講習期間中は一日7時間も机に向かうこと自体は難しいことではありません。
しかし、長時間勉強することが目的ではなく、効果的な学習が目標です。
学力を伸ばすためには、量より質が重要です。
短時間でも集中して取り組めば、十分な成果が得られることがあります。
一日7時間を目標にしながらも、それを達成するために無理をせず、子どもの集中力や進捗に合わせて勉強時間を調整することが大切です。
学習計画を立てる際には、子供の能力や進度を考慮することも重要です。
苦手科目や弱点を補うために、それに時間を割いても良いでしょう。
また、長時間の勉強を続けるためには休憩時間や運動時間も必要です。
適度に息抜きをしながら、集中力を保てるよう工夫しましょう。
中学受験勉強は短期決戦ではなく、長期的な努力が求められるものです。
夏休みはその重要な準備期間ですが、無理をせず健康な状態を保ちつつ、質の高い勉強に取り組むことが大切です。
適切な休息時間と効果的な学習方法を組み合わせることで、効果的な夏休みの勉強ができるはずです。
夏休みの取り組みで気を付けるべきこと①塾の講習を受けすぎない

夏休みは学習に取り組む良い機会ですが、塾の講習を受けすぎることには注意が必要です。
確かにオプション講座などは充実しているかもしれませんが、ただ盲目的に受講するのは危険です。
受講する授業が増えると、その分復習も必要になります。
その結果、自習の時間が減ってしまいます。
学習計画を立てる際には、自分にとって本当に必要な講座なのかを吟味する必要があります。
まずはスケジュールを確認してみましょう。
どのタイミングでどの講座を受講するのか、それぞれの講座の期間や日程が重なっていないかを確認しましょう。
また、夏休みにやるべきことも洗い出しておきましょう。
そして、受講する講座を選ぶ際には、自分の目標に合ったものを選びましょう。
自分の苦手とする科目や、進学や受験に必要な知識・スキルを身につけるために、その講座が役立つのかを考えてみましょう。
一方で、無理をせず自分のペースで学習できるように、受講する講座の数や期間にも注意が必要です。
授業以外の時間にも十分な自習の時間を確保できるか、自分の遊びや休息の時間も大切に考えましょう。
夏休みはリフレッシュや自己成長の時間でもあります。
無理をして疲れ果ててしまうと、本来の目的を果たすことができません。
適切なバランスを保ちつつ、効果的な学習を行うために、塾の講習を受ける際には慎重に選ぶようにしましょう。
夏休みの取り組みで気を付けるべきこと②注意をしすぎない
夏休み中は、子どもたちも疲れや中だるみが出てしまうことがあります。
そんなとき、つい厳しい声掛けをしてしまいがちですが、一瞬の様子だけ見て注意をし過ぎることはやめましょう。
子どもたちは、塾で頑張ってきた疲れからゆったり過ごしている可能性もあるのです。
毎日を気持ちよく過ごすために、注意をしすぎないことが大切です。
子どもたちは、褒められて嬉しい気持ちになります。
小さなことでも褒めることを心掛けましょう。
褒められることで、子どもたちはさらに頑張ろうとする気持ちが湧いてきます。
もしも何か注意したいと思うことがある場合は、子どもが受け入れやすいように工夫しましょう。
まずはポジティブなことから話し始め、頑張りを褒めてから次に取り組むべきことを伝える方法が効果的です。
「算数の計算、ミスが減ったね。
国語の漢字も点数が伸びるともっと合格に近づくね」というように、褒め言葉で始めることで、子どもたちは気持ちよく注意を受け入れることができます。
夏休みは子どもたちにとって貴重な時間です。
気持ちよく過ごすためには、注意をしすぎず褒め言葉を大切にすることが大切です。
子どもたちの成長を応援し続け、一緒に夏休みを楽しんでください。
中学受験第一志望校の過去問題を最低1回はやらせるべし

中学受験を控えた小学6年生の夏休みともなれば、志望校もほぼ固まっていると思います。
最後のご提案は、第一志望の過去問を一度はやらせることです。
中学受験勉強のカリキュラムが全て完了した段階で、志望校合格まであとどのくらい足りないのかを知ることは、9月以降の学習を組み立てる上では非常に重要な情報となります。
それを元に9月以降の月間計画を立てれば、お子さまにとってもモチベーションアップにつながることと思います。
中には「全然点が取れなくて自信を失ってしまうかも」とご心配されるご両親もいらっしゃるでしょうが、厳しい言い方をすれば、そのくらいの挫折を乗り越えられなければ、入試はおろかその後に続く社会の荒波に打ち克つことなどできないでしょう。
人生打ちのめされることもたまには必要です。
12月に打ちのめされるよりは、夏休みに打ちのめされた方が、時期的にみてもずっといいですよね。
過去問題の解答を見る前に、お子さまに一人で解いてもらうことで、自らの力量を確かめることができます。
そして、これまで頑張ってきた学習の成果を実感することができるでしょう。
もちろん、難しい問題があるかもしれませんし、点数も低くなるかもしれませんが、それこそが次なる学習のスタートラインです。
さらに、過去問を解くことでお子さまは出題傾向や問題の難易度を知ることができます。
そこから、不足している知識や解法を洗い出し、効果的な復習をすることができます。
もしも問題を解く上で自信を持てなかったり、解答が合わなかった場合でも、それはまだ学習が足りていないというサインです。
その部分を重点的に学習し直すことで、さらなる成長を遂げることができるでしょう。
まとめると、中学受験第一志望校の過去問題を最低1回はやらせることは、お子さまの学習状況把握や目標設定、成長のための貴重な機会となります。
挫折や苦しい結果があるかもしれませんが、それこそがお子さまの成長の証となるでしょう。
ぜひ、夏休みの一つの課題として第一志望校の過去問を解くことをおすすめします。
中学受験性がいる家庭での、夏休みの旅行はアリ?

6年生の夏休み、旅行はどうする?旅行に行くならお盆が唯一&ラストチャンス 中学受験を目指している方々にとって、夏休みは過酷な受験勉強の期間となります。
そのため、夏休み中にどうやって旅行をするか迷うことも多いのではないでしょうか。
しかし、サピックスの保護者会では「秋以降のイベントは全て受験が終わってからにしてください。」
「誕生日が秋冬の人は受験が終わった春にお祝いしてね。」
「クリスマスもお正月も春にしてね。」
と言われています。
つまり、受験が終わるまでは家族でのイベントや旅行は控えるべきとされています。
そのため、夏休みに旅行に行くのであれば、お盆が唯一のチャンスとなります。
お盆は夏休み中で数少ない連休の期間ですので、その間に旅行を計画することが多いのです。
ただし、中学受験の勉強は非常にハードなものであり、夏期講習のスケジュールを見るとお盆まで連休がないことが分かります。
夏期講習をこなすと1日休みのサイクルが続きますので、その間にしっかりと勉強を進める必要があります。
さらに後期になると、SS特訓や模試などが始まります。
特にSS特訓では日曜日も朝から夜まで塾に通うことが求められることがあります。
そのため、お盆以降のスケジュールも模試や特訓で埋まってしまうことが多いのです。
そのような状況下で、お盆が唯一の旅行のチャンスとなってくるわけです。
もちろん、旅行に行かずに勉強に集中する選択肢もあります。
我が家のように、お盆は苦手科目の弱点を克服したり、夏期講習の復習や有名中の勉強に取り組むことで精一杯でした。
中学受験は大きな挑戦であり、一度きりのチャンスです。
そのため、旅行を楽しむことももちろん大切ですが、受験勉強に集中することも必要です。
お盆が唯一の旅行のチャンスとなるのであれば、受験生としてはしっかりと計画を立て、有意義な過ごし方をすることが求められます。
まとめ:中学受験生にとって、夏休みは総復習のラストチャンス!
志望校合格のカギは夏休みにある 夏休みは中学受験において重要な時期です。
小学6年生の夏休みは特に合否を左右するといわれています。
夏休み中に集中して勉強し、成績を伸ばすことができれば合格に近づくことができます。
そこで、夏休みの影響や効率的な勉強法について紹介します。
夏休みは自分の勉強に集中する機会です。
多くの小学6年生は1日に約7時間~10時間の勉強時間を確保しています。
時間が長いと感じるかもしれませんが、学校での学習時間に加えて数時間の勉強なので、問題ありません。
また、多くの受験生は夏期講習も受けているため、塾との両立ができるようスケジュールを組むことが重要です。
夏休みは苦手科目の克服や基礎固めを行うのがおすすめです。
一般的に秋以降には志望校の対策を重点的に行いますので、夏休み中に基礎を固める最後のチャンスです。
夏休みが中学受験に与える影響を最大限に活かし、志望校への合格を目指しましょう。