なんて、悩みを持っているお父さんお母さんが多いみたいですね。
ここでは、そんな悩みにこたえるために、以下のようなことについて解説していきますね。
ポイント
- 私立中学受験を考えるなら、まずは大手進学塾を考えてください。
- 塾を選ぶ際のポイントを教えます。
- 大手進学塾の中での塾別費用たタイプ比較
いった内容について説明していきます。
塾によっても雰囲気が異なりますし、子供によっても感じ方が異なります。
とはいえ、何らかの基準やポイントにて塾を選んで勉強を始めないと、中学受験の準備は始まりません。
失敗したくない!と思っているあなたにとって、少しでも役に立つ、失敗確率を減らせるような情報を紹介していきますね。
あなたが得られる情報
私立中学受験を考えるなら、まずは大手の集団進学塾から選ぶ
最初に結論になりますが、中学受験を勝ち抜きたいなら、まずは大手の進学塾から選ぶべきです。
例えば、関東ならSAPIXや日能研、早稲田アカデミーとかですね。
関西なら、浜学園や馬淵教室、能開センター、といった有名どころから選びましょう。
なぜかというと、私立中学の合格実績、特に難関校への実績は、大手が圧倒的に優勢だからです。
もちろん人数が多いというのもあるのですが、難関校への合格者数は大手進学塾のほうが、カリキュラムもサポート体制も強力なライバルの存在もあり、絶対に伸びます。
こちらのグラフは、私が各塾の合格者数から調べた2020年度の麻布中学への、各塾の合格者数のグラフになります。
もう、これを見てもらうと、大手の4つの塾で合格者数のほとんど(8割以上)が占められているのが分かると思います。
最終的に中学受験に挑戦し、アナタ方親子が合格したいと願っているならば、まずは大手の進学塾から選ぶのが良いと思いますね。
個別や小さな塾と大手進学塾のメリットデメリットを教えて!
ここで、改めて大手塾とそれ以外の塾のタイプ別に簡単にまとめておきます。
大手進学塾
- メリット:教材が適切 + 教師人のレベルが高い + 共通試験など子供の能力を図る試験がある
- デメリット:費用が高い。サピとか6年生で特別授業とかすべて取ると、130万コース。安い日能研でも100万オーバー
- デメリット:大きな駅など、電車で通う
中小や個別指導
- メリット:家の近所など比較的通いやすい
- メリット:小学校の友達など通っててアットホーム 大手に比べたら少し安い
- デメリット:教材の質が一段落ちる
- デメリット:講師に当たりはずれがある。特に個別指導が大学生バイトが多いので気を付けて
- デメリット:人数が少ないのでレベルが分からない。結局偏差値を知るために、ほかの塾の公開模試を受けることになる
ってのが、メリットデメリットの比較になります。
大手以外の塾からでも、麻布や開成、聖光学院や灘、といった超難関校に合格する子はもちろんいます。
ただ、そういう子は、本当に一握り中の一握りです。
というか、このあたりのレベルの子は、正直、どこの塾を選ぼうとも、もしくは適切な参考書させ与えておけば、塾に来なくても合格しかねないぐらいの能力が高い子供です。
いろいろメリットデメリットはありますが、まず中学受験に向けて学力を引き上げる。という目的を第一優先とするならば、絶対に大手進学塾を選ぶべきですね。
塾を選ぶ際のポイントをいくつか紹介する
結論から言いますと、基本はあなた方親子が実際に授業見学や雰囲気を見て気に入ったのであれば、まずはそこを選ぶのが、一番後悔が残りません。
とはいえ、いくつか見に行くとどこも同じように悪くない・・・
なんて思っちゃう人もいると思います。
こうなると、なかなか選ぶことができなくなっちゃうので、私が思う塾選びのポイントをいくつか紹介しておきますね。
塾選びポイント①:進学率
もう、これは絶対に外せないですね。
何のために塾に通わせようと思っているのかというと、中学受験で合格するためですよね?
なのであれば、まずは最初に合格率から選ぶべきです。
とはいえ、なかなか合格率って教えてくれないんですよね。
合格率 = 失敗率も同時に公開しちゃってることになるので、なかなか教えてくれません。
また、学校によって得意な塾や苦手な塾があります。
大手進学塾の比較は、この後に行いますので、まずは進学率を見るようにしてくださいね。この時の注意ポイントは、あなたが期待している学校への進学率を見てくださいね。
例えば東京御三家に強い、横浜御三家に強い、東京都立中高一貫校に強い。
といった学校に対して強味弱みがあるので、そのあたりを意識して選ぶとよいですね。
塾選びポイント②:学費
次に気にあるのが、塾の通学費用ですね。
もちろん一番は、塾に通っている以上、成績向上を期待しているのですが、とはいえ、安ければ安いほうが嬉しいのも事実ですよね。
なのでここはしっかりと見るようにしましょうね。
通学費用を見るときは、通年で結局何円かかるのか?ってのを意識して調べてくださいね。
早稲田アカデミーとか、毎月の月謝は安そうに感じるかもしれませんが、結局週末のテスト費用や特別講習、宿題や教材費、などなど色々入れると、思ったよりかかるケースが多々あります。
もちろん、塾としてもだますつもりはないと思いますが、あまりにも高い正直な値段をいきなり教えてくれないケースもあるようですね。
なので、そこは入塾前見学内などでしっかりと、質問しちゃいましょうね。
塾選びポイント③:質問や自習室の使いやすさ
結局通い始めたら、家でなかなかすべてカバーできるもんでもないので、塾で質問をしたり、軽く自習したり。
といった形で、塾を利用する機会が、今あなたが想像している時間の倍以上、付き合うようになります。
そういった場所に対して、子供が気軽に利用できるような環境が整っているか?
チューターさんはちゃんと駐在していて、いつでも気軽に質問を受け付けられるような体制を作り上げてくれているか?
ってのが、重要な見極めポイントになりますね。
そういう意味では、子供のフィーリング、ってのもばかにできない要素ですね。
塾選びポイント④:通わせやすさと安全性
もう、これは完全に親目線ですね。
大手塾となると、電車で通って、繁華街を通って通塾するケースがほとんどだと思います。
その時に、例えば、帰り道は夜遅くて危ないので、引率して最寄り駅まで向かう。
とか、道に警備の人が立ってる。
とかいくつか、やり方はあるのですが、安全性が確保されているのか?ってのが重要な見極めポイントですね。
日能研のように、Nバッグなんかも、確実に日能研生とわかって、あのかばんを見るだけで仲間意識がして、子供は安心してるみたいなので、意外と侮れない仕組みですね。
もちろんこれ以外にも、塾でお弁当を食べているか?とか合宿があるのか?とか宿題の量は?とか、いろいろとポイントを上げていけばきりがないぐらいあると思います。
ここでは、私が子供の塾選びの時に目安にした基準なので、あなたも大事だと思うものを自由に選んでくださいね
大手進学塾の中での特徴比較と子供のタイプ別向き不向き
大手塾、と一言で言っても、本当に塾ごとにさまざまなタイプが異なります。
ここでは、大手塾の特徴やタイプ別比較、最終的にどんな子供はどこの進学塾に向いているのか?
というのを、私が入塾を考えていろいろ見学会やサイトの口コミ、など数か月悩んだ結果を参考に紹介します。
私はあくまで、塾選びはあなたと子供が気に入った、納得のいく塾に通うべきだと思っています。
ただ、そうはいっても、なかなか決めきれない、って人も多いと思います。
そこで、まずはこんな意見もあるんだな~~、なんて参考になることもあると思いますので、完全に信じるというよりかは参考として読むようにしてください。
首都圏大手4塾の特徴やタイプ紹介
ここでは、首都圏で生徒数も合格者数も多い4塾、SAPIX(サピックス)、早稲田アカデミー(わせアカ)、日能研、四谷大塚、といった大手4塾について、簡単に特徴から紹介していきますね。
SAPIX | 早稲アカ | 日能研 | 四谷大塚 | |
学費 | 140万 | 130万 | 100万 | 110万 |
学習スタイル | 復習 | 復習+宿題 | 復習 | 予習 |
志望校 | 難関校 | 中堅~難関校 | 難関~下位(国立都立中高一貫校も) | 中堅~下位 |
まず最初に合格実績や得意な志望校別の選び方をまとめましたので、こちらの表を見てください。
ここに、首都圏の大手塾において、あなたが知りたいであろう特徴をざっくりとわかりやすく書きました。
特別講習や試験、など受講するものの増減によって費用が変わりますが、目安としては信用してください。
こうやって見ると、難関校合格率最強と言われるサピックスは、値段も最強なことが分かりますね。
また、早稲田アカデミーは、とにかく復習と宿題大好きで、めちゃくちゃ熱意のある、体育会系を思わせる、集団塾です。
日能研は正直良くも悪くも平均的、授業の進め方はどちらかというと子供に任せて考えさせるスタイルなのですが、結果として幅広い学校へ合格者を出していますね。
四谷大塚はとにかく教材のレベルが高い。この教材を徹底的に予習させ、授業を受けた後も復習させることで、底上げを狙っていくような形になりますね。
もちろん塾によっていろいろありますが、ここでは、塾と向いている子供のタイプを紹介しておきますね。
首都圏進学塾と向いている子供
- SAPIX:御三家のような難関校を狙っている子供はサピックス一択!のんびりした幼い子供には、あまり向いていない。
- 早稲田アカデミー:体育会系でグイグイと大人が来るのを喜べるタイプ。団体行動とかスポーツとか好きな子は、ここがおススメ。グイグイ来られたら少しひいちゃうようなものおじするタイプは逆にお勧めしない。
- 日能研:正直どんな子でも受け入れ可能な間口が広い。自分の子は平均的なタイプだと思ったらココ。勉強量を強制する塾ではないので、御三家 + 慶応早稲田、あたりを狙いに行くなら、ガリガリ自分で追加の勉強が必要かも。
- 四谷大塚:もくもくと家でしっかりと取り組める、本好きな子にはおすすめ。ジーと一人で机に座れず、かまってちゃんタイプはイマイチおすすめできない。
ってのが、塾別の特徴や子供のタイプ別のおすすめ塾になります。
あくまで参考なのですが、一つの塾選びの指針として、参考にしてみてくださいね。
関西圏大手5塾の特徴やタイプ紹介
関西の中学受験は、首都圏と異なり、3科目の受験が多いです。
また、併願で受けられるところが少なく、国立中高一貫校もそこまで多くないので、1発勝負の私立中学受験にチャレンジする形になります。
塾の大手としては、浜学園、希学園、日能研、馬淵教室、能開センター、といったあたりが、中学受験を行う上でのメジャーなところになりますね。ここでは、もう少しこの5校の特徴を比較していきますね。
浜学園 | 希学園 | 日能研 | 馬淵教室 | 能開センター | |
学費 | 120万 | 130万 | 100万 | 110万 | 100万 |
学習スタイル | 復習 | 復習 | 復習 | 復習+宿題 | 復習 |
志望校 | 難関校 | 最高難関校 | 難関~下位 | 難関~下位 | 大阪星光、天王寺に強い |
こちらの表に各塾のざっくりとした小学校6年での1年間の概算費用や勉強スタイル、狙うべき志望校について、まとめておきました。
この表を見てもあるとわかるように、浜学園、希学園は、とにかく難関校向けのハイパーエリート向けの塾ですね。
スタイルとしては、そもそも浜学園の先生が独立して希学園を起こしたので、そこまで大きくは異なりません。
希学園が一番学費が高いのですが、その分、一人一人に個別に面倒を見てくれるチューターが担当制をしいてます。
塾に行って、質問や困ったことがあればすぐに対応してくれる体制ができており、塾で困らせたくない。という人には向いていると思いますね。
また、数字は公表されていませんが、希学園は合格率が高いことでも定評があります。
それだけ、少数精鋭の質の高い授業を行っている。ということですね。
また、馬淵教室はなかなかのスパルタスタイルですね。
授業内で細かく小テストがあり、わかるまでは帰さない!という、熱血スタイルの塾になります。
これはこれではまる子供は多くいると思いますね。
ただ、割と校舎、その教室長によって雰囲気が異なる、という口コミも多数出てますので、通わせる前には近くの教室の見学は必須ですね。
能開センターは、ここ数年で急激に生徒数を伸ばしている、進学塾ですね。
特に能開センターは大阪近辺の大阪星光や天王寺、といった学校に対してなぜか強いですね。
資料や塾を見に行った限りでは、勉強スタイルは割とオーソドックスな感じですが、母体が小さいからなのか、きめ細かく対応してくれてそうな感じがしましたね。
ってな感じが各塾別の特徴になります。
では、またもや最後に、子供のタイプ別のおすすめ塾を紹介しておきますね。
首都圏進学塾と向いている子供
- 浜学園 とにかく難関校を目指している子供向け。きめ細やかな対応で、能力アップさせてくれます。ただ、塾の中での競争も激しいようですね。
- 希学園 難関校向け。基本は浜学園と同様の扱い。どちらでもよいが、よりエリート生徒を育てることに特化している。中堅以下の学校を狙うのなら、希学園はオーバースペック感がある。
- 馬淵教室は熱血系で、こまかく先生にかまわれたい子向けです。ただし、宿題や家で行う勉強量がけっこうあるので、家でしっかりできない子にはついていけないかも。
- 日能研 良くも悪くも平均的。関東圏に比べて、灘特別クラスがあるのが、関西日能研の特徴。
- 能開センター 大阪の学校にはめっきり強さを見せているので、そこを志望校として考えてる人にはおススメ。ただ、最近の若い塾であり、灘などの最難関校への受験には少し厳しいかも
ってのが、関西の大手塾系のまとめになります。
もちろん学校別でいろいろ強みやスタイル異なりますが、最近は灘を狙うかどうか?ってので、あとは教室に通いやすいか?ってポイントで決めちゃってもよい気がしてますね。
集団塾は、下のクラスの面倒は見ない!期待してもダメ!
中学受験を始めようと考えている家庭にぜひとも知っておいてほしいことなのですが、基本、ここで挙げているような有名どころの集団塾は、いわゆる一番下のクラスのさらに下半分の生徒の面倒は、基本見てくれません!
よくある勘違いとして、塾に通わせていれば子供の面倒を見て勉強をさせて成績を上げてくれるはず!
なんて思っているかもしれませんが、これは全くの勘違いです。
むしろ、下のクラスは自力でそれなりのところにまで上がってきてね。
って放任主義なのですが、それを理解していない親が多すぎますね。
さらに残念なことを言ってしまいますが、そもそも勉強が好きで自力で成績を上げられるような子供であれば、そもそもそんな成績でまごまごしていないで勝手に成績を上げていきます。
なので、塾に通い始めて半年ぐらいたつけど全然成績も上がらないしせきもずっと一番後ろなんだけど・・・
って悩んでいる人は、とっとと集団塾はやめて、個別や通信教育、家庭教師、といった様々な手段を考えてあげてくださいね
集団塾に成績アップを期待するのはやめましょうね!
まとめ:中学受験なら最初は集団塾でもよいが、下のクラスは面倒見てくれない!
いかがでしたか?
ここまでで、中学受験準備として、まず最初の一歩。塾選びについての疑問は少しは晴れましたか?
ここまでの内容を簡単にまとめておきますね。
ポイント
- 中学受験を考えてるなら、大手進学塾をまずは考える。
- 志望校があるなら、そこに強い塾を選ぶ
- 塾見学して、親子が満足すれば細かい条件は気にしなくてOK
- 首都圏、関西の大手進学塾の特徴まとめ
ってのが、ここまでの話のまとめでした。
いかがでしたか?様々な塾はありますが、子供は対応能力が高いので、自然とどこの塾の雰囲気にも慣れてくれます。
また、結局は校舎にいる塾講師のスタイルにはまるかどうか?相性はどうなの?
ってところもあるので、一概にここがおススメです!とは言い切れないのが実情です
ただ子供が嫌がってる、家で勉強している姿が全然変化がない。
って場合はサッサと塾をやめさあせて別の手段を選ぶことをおススメします!
集団塾は中学受験においてコスパが良く平気的に全体を押し上げる!ってことしか考えていません。
全員を取りこぼしなく合格にまでたどり着かせる!なんて意識も希望も考えていません。
一番下のクラスのチューターはぶっちゃけレベルが低く優秀でない先生も多数いるので、そういった外れの先生しか面倒を見てくれていないな。
って思ったときは躊躇することなく、とっとと退塾届を出して、別の手段を考えてあげてくださいね!