子供の成績が思うように伸びないんだけど、これって子供と塾の相性が悪いんじゃないか?もしかしたら転塾すると成績が上がる可能性はあるの?
失敗しないための心得やタイミングは?
メリットデメリットが知りたい!
子供の受験となると、疑問があると不安になりますよね。
ここではそんなあなたの不安を解消していきます。
本記事のテーマ
中学受験で転塾して失敗したくない
ポイント
- 中学受験において、成績アップ目的の転塾は、ほとんどが失敗します!
- 転塾するメリット、デメリットは?
- 中学受験で転塾して失敗しないためのコツやタイミングを教えます!
本記事では、こういった内容について紹介していきます。
本記事を読むことで、あなたの疑問や不安を取り除いてくださいね。それでは、さっそく見ていきましょう。
あなたが得られる情報
中学受験において、成績アップ目的の転塾は、ほとんどが失敗します!
まず初めに結論から言いますが、基本的には成績アップ目的で転塾を考えているケースは、ほとんどが失敗します。
なぜなら、塾を変えたところで、成績が上がらない原因が、単純に取り除かれるわけではないからです。
基本的には、塾に行くだけで成績アップするようなことはありません!
塾に行って、しっかりと家での自宅学習を繰り返すことによって、子供の成績は伸びていきます。
それなのに、自宅学習での問題点は棚に上げて、塾を変えるだけで、それらの問題すべてが全部なくなる、ってことは普通に考えてないですよね?なので、単純に塾を変えるだけでは、急激な成績アップが望めないんですね。
例えば、子供があんまり勉強しないから、雰囲気がゆるい日能研から、スパルタ系の早稲田アカデミーへの転塾を考えている親御さんの話を聞いたりします。
ですが、それって、塾に通ってる時間の勉強量が増える可能性はありますが、それだけで成績が急に伸びたりするようなことはありません。
結局、いかに試験・受験本番に向けて、自分でどうやって勉強するか?
ってことを考えれるように、子供を方向づけしてあげるのが本筋なので、転塾だけではどうしようもないんですね。
子供が塾に行くのを嫌がってるなら、転塾は有効な手段!
じゃあ転塾すべてがダメなのかというと、そんなことはないです。
子供が塾に行くのが嫌とか面倒くさがってる場合においては、転塾は有効な手段です。
例えば担任やチューターさんとの相性が良くないとか、ガキ大将みたいな嫌なことを言ってくる友達がいるとか、そういった些細なことで、塾へのモチベーションが下がることはよくあります。
また、塾への通塾時間なんかも、面倒に思うお子さんもいるようですね。
最初は、電車で30分ぐらいならなんてことなく通っていたのに、6年生になって、小学校の授業もほとんど6時間目にまでなり、しかも試験を含めると週5日通わないといけない。
なんて環境になった時に、ただただ単純に、通塾時間が面倒でしょうがない。
なんて、理由もあるようですね。
我々大人ですら、会社への通勤時間が1時間とか言われると割と面倒くさく感じてしまう人がほとんどだと思います。
同じように、子供にとって週5日、往復1時間、ってのは、十分に勉強への意欲をなくさせる理由になるようですね。
こういった子供の不満を解消させるのを目的として、子供も望んでいるのであれば、転塾は有効な手段となりえます。
最初に選んだ塾から新たに見つけなおすのが面倒な気持ちも分かりますが、子供の気持ち最優先にしてあげましょう
中学受験で転塾するメリット、デメリットは?
繰り返しになりますが、転塾するメリットは、子供の勉強へのモチベーションアップです。
さっき言ったみたいに、子供ながらに人間関係で悩んでるとか通塾の手間とか、そういった不満を解消してあげるのであれば、積極的に転塾を考えてあげたいですね。
じゃあ、転塾のデメリットってなんですか?
というのが気になると思いますが、デメリットは2点あります。
転塾デメリット1点目は、お金が損する。デメリットの2点目は、カリキュラムに穴が開く可能性がある。という2点です。
まず一つ目のお金の問題ですが、これは単純に、塾に入るときに入会費とかテキスト代とか設備使用料、などなど色々な名目を付けて、10万近くのお金を払い込んでいると思います。
また、テキスト代や半年分の試験の受験料金の前払い、などさまざまなお金を払っていると思います。
もちろんタイミングにもよりますが、これらの費用が転塾することで、パーになって新しい塾でもう一度払いなおしになる。ってのは、結構な金銭的なマイナスになりますね。
2点目のデメリットとしては、塾によって、当然カリキュラムや教えていく順番が異なります。
これもタイミング次第なのですが、運が悪いと習っていない単元が生じてしまいますので、ここには注意が必要ですね。
そういった意味でも基本的には、年度代わりが転塾タイミングと言えるかもしれませんね
中学受験で転塾して失敗しないためのコツやタイミングを教えます!
結論から言いますが、転塾は子どもの意思最優先で決めましょう。
もう、これが最大にして最重要なポイントとなります。
モチベーションアップを狙うにしても、少しでも子供が今の塾が気に入っていてそのまま続けたい!
と思っているのであれば、確実に転塾は失敗します。
子供が塾を変えたがってる状況で、それでも転塾した際の成功率はようやく5割程度。
子供が転塾を希望していないのならほとんどの場合は失敗に終わる。
ぐらいの認識で、まずは子どもの意思最優先で考えてあげてくださいね。
どうしても転塾させるぐらいに成績アップに悩んでるなら、個別指導や家庭教師などの補講を上手に取り入れるようにしましょう。
成績が上がっていかない、ってことは、塾の授業についていけていないか、単純に練習問題の解く量が少ないか、のどちらかです。
開成や桜陰など、本当のトップ校であれば才能などもありますが、偏差値40前後で成績がなかなか上がっていかない。
なんていう生徒は、ほとんどが、塾の授業についていけてないか練習量不足です。
転塾に頼って一か八かで成績アップを狙うぐらいなら、現状の塾はそのまま通わせて、さらに個別指導や家庭教師などの補習の時間を追加する方が手っ取りばやいですね。
また、転塾するタイミングは、年度代わりがおススメです。よっぽど問題があるとかでなければ、基本的には6年生になる前の2月あたりが、転塾する限界と言えますね。どれだけ遅くとも、6年生の春期講習ぐらいで、決めてあげましょう
まとめ:中学受験の転塾は失敗するケースの方が多い!
転塾に期待している親御さんにとっては、今回紹介した内容は、しょんぼりというかがっかりするような内容だったかもしれませんね。
とはいえ、これが事実で、そんな夢のような便利なものではない。ってのが伝わったと思います。
繰り返しになってしまいますが、ここまでで説明してきた内容を、簡単にまとめておきますね。
ポイント
- 中学受験において、成績アップ目的の転塾は、ほとんどが失敗します!
- 転塾の目的は、子供が塾通いを嫌がってる時が一番の理由です
- 転塾のメリットは、子供のモチベーションアップ
- 転塾のデメリットは、お金が余分にかかるのとカリキュラムの抜けが生まれる可能性がある
成績が上がらないでやきもきしている親御さんにとっては、何かを変えないといけないのでは?
成績を上げるために塾に通わせてるのに成績が上がらないってことは、塾が悪いってことじゃないの?
みたいな考えに陥りがちです。
ですが、塾を変える前にまずは、成績が上がらない、自宅学習の時間を見直しましょう!
SAPIXに行けば、誰もが御三家に受かるわけではないのです。
どうしてもの場合は、いくつか紹介していきますので、おススメの個別指導や家庭教師、通信教育などを駆使して、成績アップにつなげてあげてくださいね。