私立中学校の学費を少しでも安く抑えたい。奨学金や特待生を獲得するにはどうしたらよいの?取得することでデメリットはあるの?どんな学校が用意されている?
子供の受験となると、疑問があると不安になりますよね。
ここではそんなあなたの不安を解消していきます。
本記事のテーマ
私立中学の特待生制度や奨学金制度説明
ポイント
- 私立中学の特待生や奨学金制度とは、成績優秀者が授業料が何割か免除される
- 奨学金や特待生は別枠の入試や入試上位者など学校によってさまざま
- 奨学金や特待生制度をもらうことによるメリットデメリット
- 私立中学で特待生制度を用意している学校をいくつか紹介
本記事では、こういった内容について紹介していきます。
本記事の信頼性
記事を書いている私は、中学受験難関校突破し、現在は男の子育てで中学受験チャレンジ中。
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本記事を読むことで、あなたの疑問や不安を取り除いてくださいね。それでは、さっそく見ていきましょう。
あなたが得られる情報
私立中学の特待生や奨学金制度とは、成績優秀者が授業料が何割か免除される
まず結論から言うと、奨学金も特待生制度も、成績優秀者に対する授業料免除を指します。
学校によって免除度合いは様々ですが、基本的には授業料が大きく免除されるケースがほとんどですね。
また奨学金の場合は、例えば主な稼ぎ手である父親が死亡したといった不幸なケースに陥った場合に、学校側が独自な仕組みで、制度の学業を応援しよう。
としているケースもよくありますね。このあたりの、お金に困窮したケース、成績優秀者、こういった理由により、授業料を免除しているものになりますね。
じゃあ、なんでこうやって特待生や奨学金など似たようなシステムに対して別の名前がついているのかというと、単純にお金の出し元が異なるケースが多いですね。
特待生制度は基本的には、私立中学校が主体として設定しており、要はお金は私立中学校そのものが負担しています。
ですが、奨学金制度は、学校が負担していることもあるのですが、その学校にゆかりのある人物の財団や団体がそのお金を負担しているケースもあります。
中学校では複数企業が入っているケースはまれですが、その私立中学校の創始者企業一族が奨学金を負担している、といったケースが多いです。
このように、奨学金と特待生制度、名前やお金の出し元が違いますが、受け取る側としては何も違いがないので、名前の違いを気にする必要はありません!
気にしないといけないとすると、お金を返さないといけないかどうか?って一点だけですね。
奨学金の場合、ごくまれにお金を返却する必要があるタイプのものもあるので、その場合は注意が必要ですね。
奨学金や特待生資格はどうやって確保するの?
特待生、奨学金制度の資格確保は、本当に学校によってまちまちです。
ただ一般的なケースで説明すると、東京神奈川千葉の私立中学では、特待生制度は、入試を別枠として数少ない合格者の特待生の座を争いあってるケースが多いですね。
とはいえ、単純に普通の入試の受験者の中で、合格者の上位数%を特待生として取り扱うケースもあるので、その辺りは本当にケースバイケースですね。
ただ、一つだけ覚えておいてほしいのは、特待生として合格するためには、一般よりも非常に高い偏差値が求められますが、実際に中学に入ってしまった後は、一般の生徒と同じ授業を受ける!ということですね。
要は特待生制度を確保しようとすると、結果として学校の偏差値を下げざるを得ない可能性が高くなります。
でも、これってなんだかおかしいですよね?
良い中学に入ってもらうために勉強させてたのに、最後の最後に親の都合で、実際に入学できる学校よりも偏差値の低い学校に入学させる。
じゃあ、そもそもなんで中学受験をやらせようと思ったの?なんて疑問に思ってしまいます。
なので私は、奨学金狙いで学校を選ぶのは反対です!
もちろん偏差値的に滑り止めで奨学金が狙えるのであれば良いのですが、ここの学費をケチったばっかりに、最終的な大学が早慶上智狙いの学校から日東駒専とランクが下がるようなケースは避けるようにしてくださいね。
奨学金や特待生制度をもらうことによるメリットデメリット
まず私立中学進学時に特待生制度や奨学金をもらうことによるメリットは、お金の節約!
これ以外には基本的にはありません!
多くの私立中学では、授業料としては100万以上、って学校がほとんどだと思います。
毎年かかる授業料が、例えば半額に免除される。としても、年間50万、6年間で300万の節約!!となるとめちゃくちゃ大きいですよね?
まあ、実際には、6年間いきなり確定!ってケースはまれで、中学3年間、次は中学時の成績や高校入学時の成績で更新が決定する。みたいなケースが多いようですね。
とはいえ、数十万円単位で授業料が浮くことになるので、これは大きなメリットですね。
逆に奨学金をもらうことによるデメリットはないのか?なんて考えてみたんですが、ぶっちゃけ全然思いつかないですね。
スポーツ推薦なんかで怪我をしてしまい部活を続けられなくて学校を退学せざるを得ない。みたいな話を聞くことがありますが、私立中学の特待生制度はそんなことはないですし。
まあ、しいて言うなら、成績優良者として授業料を免除されている以上、ある程度の成績を保持しないといけない。
なんてプレッシャーがかかる可能性はありますね。
子供としては別に授業料負担なんて全然気にしてないのに、奨学金をもらったばっかりに上位数パーセントを維持しないといけない・・・みたいな考えになることはあると思います。
ただ、これがデメリットなのかというと、勉強せざるを得ないケースにつながってるので、悪いことではないようにも感じるので、感じ方次第と言えるかもしれませんね。
まとめ:私立中学選びに、特待生制度狙いの受験はちょっと考えて!
いかがでしたか?もちろん経済的には非常に楽になりますし、奨学金や特待生をとってくれる。ってのは非常に親としてはありがたいですよね?
ですが、その親のために、子供が本来行ける学校よりもレベルを落とした学校に進学する。ってのは、そもそも中学受験をやろうとした目的に対して本末転倒です!
本当に行きたい学校で、たまたま入試の出来が良くて運よく奨学金をゲットできた!
なんてケースであれば幸せなのですが、実際は奨学金をもらえそうってことで、学校レベルを一段か2段下げて受験されている親子が多いように感じます。
もちろん私立中学に求めるものは家庭によってさまざまなので否定するつもりはないのですが、私は奨学金狙いの私立中学選びは賛成はできないですね。
繰り返しになってしまいますが、ここまでで説明してきた内容を、簡単にまとめておきますね。
ポイント
- 私立中学の奨学金と特待生、名前が違うが基本的には授業料免除のケースがほとんど
- 奨学金は、不幸な事情により学費困窮者の救済措置として用意されているケースも
- 奨学金や特待生は、中学受験時の入試の成績上位者が獲得できる特典
てのがここまでの概要まとめになります。
授業料免除、ってご褒美がぶら下がっていて飛びつきたくなる気持ちは分かりますが、本当に子供にとって良い学校とはどこなのか?という観点で選ぶ気持ちを忘れないようにしたいですね・