私立中学で入学時に寄付金依頼があるんだけど、これってそもそも何?任意と書かれてあるけど、本当に払わないのってアリ?くても子供に悪影響やひいきなどの問題につながらない?学校債や控除、といったことも全然わからないよ~
そもそも入学金だけでもかなり大量に払い込んでるのに、さらに寄付のお願いってこれってなんだよ?!
しかもよくよく見てみると、学校何周年、とか創設者○○の記念式典、なんて入学時だけでなく、何度寄付金を回収するつもりなんだよ!?
なんて、思うことがあるかもしれません。
あらかじめ覚悟しておけばよいのですが、払わないで済むものであれば、払わずに済ましたい気持ちはすっごいよくわかります。
ここでは、そんな悩みを持つ方向けに、
いろいろ役に立つ情報を発信していきますので、参考にしてくださいね。
本記事のテーマ
私立中学校での寄付金との賢い付き合い方をお教えます!
本記事を読むと分かること
- 任意と書かれてある以上、寄付金は払う必要はありません!
- 寄付金の相場はピンキリで10万から30万程度
- 東京都では約4割の私立中学が依頼書を発行
- 寄付金を払ってないことはすぐにばれるので、最低金額を寄付する家庭がほとんど
- 寄付金と学校債との違いとは?
- 寄付したあとの税金控除の方法
本記事では、こういった内容について紹介していきます。
本記事の信頼性
記事を書いている私は、中学受験難関校突破し、現在は男の子育てで中学受験チャレンジ中。
塾などの宣伝広告情報とは違い、本気で試してよかった情報を、本音で暴露公開中です。
本記事を読むことで、あなたの疑問や不安を取り除いてくださいね。それでは、さっそく見ていきましょう。
あなたが得られる情報
任意と書かれてある以上、私立中学での寄付金は払う必要はありません!
まず活論から言っちゃいますが、この手の私立中学での寄付金依頼、任意と書かれてある以上、断っても何の問題もありません!
よく寄付金を断ることにより入学や内部進学に悪影響があるのでは?
なんて心配されるご家庭が多いのですが、子供が不利益を被るようなことは絶対にありえませんね!!
ただでさえ最近はコンプライアンスにうるさい社会となっており、こんなおかしな制度を押し通そうとする学校は皆無です。
とはいえ、払わない学校からは、督促状、などといった文面の手紙が届くことが多いようですね。
この督促状、って書くの、本当にいやらしいやり方だと思います。
そもそも払う必要性がないものなのに、当たり前のように払いなさい。と請求してくるやり方、これは本当にひどいと思います。
そもそも学校側に寄付金を請求する権利も何もないので、不安に思う必要性は全然ありません!!
もし何度も手紙が届くようであれば、無視をするのではなく、払うつもりがない。と意思表示をすれば、学校側が折れてくれますので、スパッと言っちゃっても大丈夫です。
私立中学の寄付金の相場は?
値段は本当にピンキリなのですが、調べていくと10万から30万ぐらいが私立中学校入学時の寄付金相場となります。
入学案内なんかでは、一口3万円で最低2口以上、とかそんな書かれ方がしてあると思いますが、まあそもそも払う必要性がないものに対して、最低口数、ってのを書いてある時点で矛盾ありまくりな気がするんですがね。
ちなみにですが、この寄付金、金額だけ見るとそれなりに結構な額のように感じるかもしれませんが、学校側の収入比率としては、5%程度、ってのが一般的なお金の集金具合のようです。
正直、学校経営上の観点で言いますと、金額としても大したことないし、こんな悩ませるのであれば、やめちゃえばよいのに、なんて庶民サラリーマンのがくすけは思っちゃうんですがね。
要は、学校への入学金や授業料、といったところでしっかりとお金を集めており、寄付金の比率は小さいです。なので、こういった観点からも、そこまで学校側が必死にガツガツと集金しにくる、ってケースは少ないですね。
ちなみにですが、寄付金を要求してくる私立中学校の割合ですが、東京都内で言いますと184校中81校、と約4割程度の学校で寄付金を請求されます。特に、大学付属中学、ってのは、ほとんどの学校で寄付金を給されますので、こういった点も学費に計上するようにしておいてくださいね。
寄付金を払ってないことは周囲にはバレるの?
寄付金の払込み状況ですが、これは残念ながらすぐに周囲にばれます。
そもそも、学校の時事通信などで寄付金などの謝礼ページを用意してある学校も多く、そこで寄付金が多い順番に名前や会社名などを掲載してある学校がそこそこあります。
こんなことをされてしまいますと、一瞬で払ってないことがバレるっちゃあバレることが多いです。また、保護者会などでもバレることが多いみたいですね。
なので、払う必要性はないんだけど、子供がいじめられたりする要因につながるのでは?
なんてことが気になってしまい、寄付金の最低金額を払込みする家庭が多いみたいですね。
まあ、いきなり言われるわけではなく、学校案内や説明会などでも触れてはくれているので、ある程度は織り込み済み、って家庭がほとんどなのかもしれませんね。
寄付金と学校債との違いは?
学校債と寄付金との違いは明確です。
払込みしたお金が寄付金は返ってこない、学校債は返ってくる。
ってめちゃくちゃ大きな違いがあります。
学校債ってのは聞きなれないかもしれませんが、要はこれは債券です。
入学時にお金を預けてそれで学校が資産運用を行い、卒業時に預けた金額を返金してくれる。
学校側は、その運用利益で学校設備などを新たにしてく。ってのが、学校債になりますね、
なので、そもそも寄付金とは全然意味合いが異なります。
この学校債、徐々にではありますが寄付金よりも採用している学校が増えてきているように感じますね。
というか、寄付金の制度そのものをやめようとしている学校が増えている。
って言い方が実際の現状を表している。ってのが正しいですね。
寄付金を支払った場合は、税金控除を忘れずに!
最後になりますが、入学後に支払った寄付金は、税金控除の対象となることがあります。
控除の対象となるかどうかは、「特定公益増進法人の認定」又は「所得税の税額控除の証明」の認定又は証明を受けているか?
ってことで控除を受けられるかどうかが決まります。
保護者側の努力でどうなるものでもないのですが、控除されるのであればしっかりと申告するべきですし、まずは寄付金を行う際には、併せて学校側に、確認するようにしましょうね。
まあ学校側も慣れているので、寄付を行うと控除を受けるための書類を送ってきてくれるケースがほとんどのようですね。
控除されるためには、
- 「特定公益増進法人である旨の証明書」の写し
- 「税額控除に係る証明書」の写し
- 寄付金受領書
の3点セットが必要となります。
これらをもって2月に確定申告をすることにより所得税や住民性の控除対象となりますので、ぜひとも忘れずに申告するようにしましょうね
まとめ:私立中学校の寄付金は、最低金額払って所得税控除を受けろ!
いかがでしたか?
最初にあなたが疑問や不安に思っていたことは解消されましたか?
繰り返しになってしまいますが、ここまでで説明してきた内容を、簡単にまとめておきますね。
本記事の概要まとめ
- 任意と書かれてある以上、私立中学での寄付金は強制ではない
- 寄付金の相場は、10万~30万程度が一般的
- 寄付金を要求してい来る学校は、約4割程度だが、大学付属の中学校は、ほとんどで寄付金依頼が来る
- 寄付金を払ってないことは周囲にすぐばれるので、最低金額寄付するのが無難
- 学校債は卒業時に返金されるので、これは安心して払って良し
- 学校法人が認定を受けていれば、寄付金は所得税や住民税の控除対象となるので、まずは学校側に確認を
寄付金のこの仕組み、入学させる前はある程度覚悟していたとしても、入学時以降も毎年毎年、何かといえば依頼が来るようになるとうんざりしてきますし、そもそも果たして払わないといけないものなのか?
なんて疑問が生まれてくるのも当然だと思います。
まあそれぐらい払っちゃえば。
なんて言う人も多くいるとは思いますが、そんなお金があるなら子供を旅行に連れて行ってやる方がどれだけ喜ぶし有意義なのか・・?!
なんて思いがあるのも否定しません。
払わない自由も当然ありますので、そこは家庭で決めた選択を、毅然と学校側に伝えるスタンスでよいと思いますので、周囲に流されてズルズル言われるままにとりあえず払い続けていく。なんてのは本当にもったいないですし、やめましょうね