城西川越中学といえば、埼玉小江戸で有名な川越地方で人気の男子校です。
偏差値自体は正直それほど高くはないのですが、生徒がおとなしく真面目で、しっかりと進学実績も出ていることから人気の男子校です。
レベルとしては、6年生になる前の春休みぐらいから勉強をしても十分に届くレベルですし、その割には大学への進学が期待できるところが、人気の理由ですね。
受験を考えている方は、学校選びの参考にしてくださいね。
記事の想定読者
- 城西川越の受験を考えている子供や保護者
- 城西川越から私立大学への推薦進学率、有名6大学への進学実績
- 過去問の傾向や対策
あなたが得られる情報
城西川越中学の学費や偏差値、進学率などの基本情報まとめ
それでは、まずは城西川越中学の学費や偏差値、進学率や住所などの最寄り駅情報、といった一般的な情報について、紹介させてもらいますね。
倍率や偏差値などは、基本的には、一番合格しやすい、メインとなる試験での情報を載せています。
特待生選抜など見かけ上の偏差値稼ぎデータは意味がないと思っていますので、なるべく合格性も多い試験について、倍率や偏差値を載せるようにしています。
偏差値についても補足します。
偏差値は、受験生のレベルによって大きく異なるのは知ってますよね?
ここでは、大手進学塾代表として、SAPIX、日能研、四谷大塚、市進ゼミ、首都圏模試、といった各試験の偏差値について、記載しています。
受ける模試によって、偏差値はかなり異なりますので、あなたが普段受けている模試の種類の偏差値を確認するようにしてくださいね。
サピ生はSAPIXの偏差値、日能研の生徒は日能研の偏差値、四谷大塚、早稲アカ、馬淵は四谷大塚の偏差値、その他個人塾や全国共通模試などの偏差値は市進ゼミや首都圏模試、の偏差値を見るようにしてください。
また、ここで掲載している偏差値は、80%合格可能性が高い偏差値を載せていますので、これも参考にしてくださいね。
前置きはこれぐらいにして、こちらが城西川越中学の基本的な情報となります。
中学校名称 | 城西川越 |
住所 | 埼玉県川越市山田東町1042 |
学校HPのURL | https://www.k-josai.ed.jp/ |
初年度入学金 | 約108万円 |
6年間の学費目安 | 約490万円 |
男子校・女子校・共学高 | 男子校 |
最寄り駅、アクセス | 川越駅西口よりスクールバス、本川越駅よりスクールバス |
試験回数 | 6回 |
実質倍率 | (男子)3.5倍 |
SAPIX偏差値 | (男子) |
日能研偏差値 | (男子)40 |
四谷大塚偏差値 | (男子)41 |
市進ゼミ偏差値 | (男子)35 |
首都圏模試偏差値 | (男子)43 |
現役進学率 | 78% |
早慶上智現役合格実績 | 4% |
MARCH現役合格実績 | 29% |
併設大推薦率 | 1% |
以上が基本的な情報となります。
倍率や偏差値など受験年によって若干異なることはありますが、人気校はいつも人気校ですし、偏差値もそこまで上下に動くようなものではないので、参考にしてみて下さいね。
見てもらうと分かるように、このレベルの学校からMARCHに現役で3割近く進学できている。
ってのは、相当にお買い得と言える学校の進学実績です。
GMARCHを安定して狙いに行くのであれば、もう少し高い方が安心感があるのが正直なところです。
そういった意味では、狙いに行きやすいし、使い勝手が良い私立中学校、というのが率直な感想です。
城西川越中学の校風や教育方針の特徴は?

城西川越中学は、「報恩感謝」を校是とし、「広く国際的な視野を備えた人間の育成、平和な社会の形成者の育成」を教育目標とする中高一貫の男子校です。
系列に城西大学、城西国際大学、城西中高があります。
川越市にあり、川越駅、本川越駅、桶川駅、坂戸駅からスクールバスが運行されています。
中学は1学年70人程度の少人数で、高校からは1学年200名前後となっています。
中学では総合一貫クラスと特別選抜クラスに分かれており、高校からは進学コース、特進コース、特別選抜コースに分かれます。
中学では学習習慣を身につけること、基礎学力の向上を重視しています。
夏期休暇、冬期休暇には全員参加の講習会が行われます。また週3回、部活動終了後の7時間目があり、勉強と部活を両立しながら難関校を目指すカリキュラムが整っています。
大半の生徒が城西川越高校に進学します。大学進学実績としては、国公立大学に30名、早慶上智理科大に30名、GMARCHに80名ほどです。
系列の城西大学に進学する生徒もいます。首都圏の私立大学を中心に、指定校推薦枠も十分に用意されています。進路指導としては大学見学会や卒業生講演会を通じて、大学進学にとどまらず、将来のキャリアプランを具体的に考える機会を多くもっています。
部活動は中高あわせて、運動系で10、文化系で9、同好会が5あります。加入率は9割以上となっています。ラグビー部は県大会などで好成績をおさめており、和太鼓部、エコカー部など珍しい部活もあります。
城西川越中学の入試説明会や学校説明会で得られる情報は?
城西川越中学の学校説明会は、今年度は全8回行われました。
主な内容として、学校の教育方針、部活動、学校行事、入試についての情報が得られます。また説明会だけではわからなかったことについては入試相談会が開催されますので、こちらで個別に相談ができます。
直前期には問題解説学習会が開かれます。各教科の実際の過去問を例題にし、今年度の入試の出題傾向や対策を具体的にアドバイスしてもらうことができます。
過去問演習の参考にするとよいでしょう。
本命として受験を考えているのであれば、直前の問題解説学習会は、何が何でも予定を調整して、聴きにいくようにしてください。
問題ズバリとは言いませんが、ある程度は単元まで絞って解説してくれる可能性が高いので、ぜひとも足を運ぶようにしてください。
その他にも、夏と秋にはオープンスクールが開催され、体験授業や部活動体験などをすることができます。受験を考えている方はこうした機会を利用し、実際に自分の目で学校の様子や先生、生徒の雰囲気を掴んでおきましょう。
城西川越中学の試験問題の傾向や対策は?

城西川越中学の入試は、受験回によって4教科型と2教科型があります。4教科型の場合は、国語、算数が各50分100点、理科、社会が各30分50点です。2教科型は国語、算数の各50分100点満点です。
国語は大問4題で、読解問題と漢字知識問題です。文学作品の著者を問う問題など、文学史からの出題もありますので対策しておきましょう。
算数は、大問4題構成になっています。応用問題などの解答だけでなく考え方を記載する問題は、途中式でも部分点がもらえる可能性がありますので日ごろからきっちり書く癖をつけましょう。
理科は大問4題で各分野からバランスよく出題されます。記述問題が多いのが特徴です。
社会は大問3題で時事問題が必ず出題されますので対策しておきましょう。
またグラフを読み解く記述問題も特徴的です。
レベル的にはそこまで難しくないです。
基本問題、初歩的な内容をしっかりと復習して、理科や社会など当たり前の記憶問題、知識問題をしっかりと答えられるだけで、十分に合格圏内に到達します。
その分ある程度の勉強量は要求されますので、地道にコツコツ勉強して準備していきましょう
城西川越中学の良い口コミ、評判は?
部活終了後の7時間目に補習や学習会があったりと、塾に通わなくても勉強ができる環境が整っています。
周囲は田んぼや川があり、自然豊かなところにあります。繫華街など治安の悪いところもないので通学も安心です。勉強や部活動に集中できる環境です。
生徒ひとりひとりへのサポートが厚く、面談時などには目を配っていただいていることがよくわかり、保護者としては安心できます。
先生と生徒の距離が近い印象です。
城西川越中学の悪い口コミ、評判は?
施設は充実していますが、プールがないのが残念です。
第一志望に落ちた子が多い印象です。
アクセスは悪いです。スクールバスを必ず利用しなければならない立地です。
高校生が使う校舎は古くて汚いです。
全体的に落ち着いていて、おとなしい生徒が多いので、はつらつとした学生生活を送りたい子にはおすすめしません。
文化祭の来場者も少なく、学校行事で盛り上がらないです。
まとめ:城西川越中学の口コミや進学実績
いかがでしたか?
埼玉にある中堅から少し下の男子校として人気の城西川越中学ですが、このあたりにお住まいの方は、受験を考えている方もおおくいるんじゃないでしょうか?
実際に通わせるのであれは、非常に評判も生徒の育て方にも好意的なコメントが多く、人気の学校ですね。
進学実績としても、中学受験時の入学偏差値からGMARCHに十分に合格可能性がある!
ってのは、なかなか魅力的に見えます。
ただ男子校特有の特徴になるのかもしれませんが、やっぱり現役進学率が低めで8割を切っているのは少し心配ですね・・・
そこまでハイレベルの学校を受験させているわけではなさそうなので、入学してからも、ある程度は親が勉強に声掛けしていく必要があります。
ただ、このレベルと勉強量で合格を狙いに行けるのであれば、十分にお買い得と言えますね