「茨城で中学受験をするなら、私立と県立の中高一貫、どっちがいいの?」
「偏差値は高くなくても、大学の合格実績がいい学校はある?」
茨城で中学受験を考えている家庭から、よく聞く疑問です。東京や神奈川の比べ方の記事は多いのに、茨城の学校を同じ物差しで並べたものは、なかなか見つかりません。
最初に結論を言っておきます。入口の偏差値(ONETESの80%ライン)が60台後半なのは、県立の並木中等(68)・水戸第一附属(67)・土浦第一附属(67)と、私立の江戸川学園取手(63〜70)です。卒業生100人あたりの国公立の合格数(のべ)で見ると、水戸第一は約75、並木は約61でした。私立の茗溪学園(約31)と清真学園(約33)は、偏差値が並木より低い(または数字が出ない)のに、国公立の合格は100人あたり30を超えています。
ただし、県立の附属中は開校したばかりの学校が多く、2026年春の合格実績には、附属中から上がった生徒がまだ入っていない学校もあります。この点は、あとで詳しく説明します。
この記事では、茨城の私立の中高一貫校と、県立の中高一貫校13校を、次の2つの物差しで比べました。
- 入口:ONETES「2026年 中学入試結果偏差値一覧」の結果偏差値(80%ライン)
- 出口:各校の公式サイトに出ている2026年春の大学合格実績(のべ人数)
「受かる可能性」や「学校の良し悪し」を決める表ではありません。学校選びの最初の地図として使ってください。
茨城の中高一貫校の偏差値一覧(私立と県立)
私立の中高一貫校
私立でいちばん偏差値が高いのは江戸川学園取手(63〜70)で、茗溪学園(59〜65)が続きます。
| 学校 | 入口の偏差値(ONETES 2026・80%) | 回ごとの幅 |
|---|---|---|
| 江戸川学園取手 | 63〜70 | 1月9日の東大・医科ジュニアコースが70、2月5日の難関大ジュニアコースが63 |
| 茗溪学園 | 59〜65 | AC入試63〜65、MG入試59〜63 |
| 土浦日本大学中等教育学校 | 47〜56 | CSAT 56、ISAT 49、第1回KBT 47 |
| 常総学院 | 44〜52 | 第1回一般のADクラス52、適性検査型のSTクラス44 |
| 東洋大学附属牛久 | 41 | 第1回一般(併願入試)だけ数字あり |
| 清真学園 | 数字なし | 前期・後期ともデータ不足(***) |
| 開智望中等教育学校 | 数字なし | 全回データ不足(***) |
| 水戸英宏 | 数字なし | 全回データ不足(***) |
ONETESの表で「***」になっている学校は、受験者のデータが足りず、偏差値が出ていないという意味です。難しい・易しいを表すものではありません。
江戸川学園取手は、同じ日でも「東大ジュニア」「医科ジュニア」「難関大ジュニア」のコースで偏差値がちがいます。難関大ジュニアコースは、どの日も東大・医科ジュニアより4ポイント低い数字でした。
あわせて読みたい:中学受験の偏差値を塾や模試別に紹介!偏差値40は決してダメじゃない!
県立の中高一貫校(13校)
県立でONETESの偏差値が出ているのは6校です。並木中等が68、水戸第一附属と土浦第一附属が67で並びます。
| 学校 | 入口の偏差値(ONETES 2026・80%) | 2026年度入試の受検倍率 | 附属中の開校 |
|---|---|---|---|
| 並木中等 | 68 | 3.46 | 平成20年度 |
| 水戸第一附属 | 67 | 4.10 | 令和3年度 |
| 土浦第一附属 | 67 | 3.26 | 令和3年度 |
| 竜ヶ崎第一附属 | 60(男子。女子は数字なし) | 4.09 | 令和2年度 |
| 水海道第一附属 | 57 | 3.60 | 令和4年度 |
| 古河中等 | 50 | 1.90 | 平成25年度 |
| 日立第一附属 | 数字なし | 2.84 | 平成24年度 |
| 下妻第一附属 | 数字なし | 3.14 | 令和4年度 |
| 鹿島附属 | 数字なし | 2.11 | 令和2年度 |
| 鉾田第一附属 | 数字なし | 2.17 | 令和2年度 |
| 下館第一附属 | 数字なし | 1.97 | 令和2年度 |
| 太田第一附属 | 数字なし | 1.66 | 令和2年度 |
| 勝田中等 | 数字なし | 1.74 | 令和3年度 |
受検倍率は、茨城県教育委員会が出している「受検者数÷募集人員」です。水戸第一附属(4.10)と竜ヶ崎第一附属(4.09)が4倍を超えました。2026年度から1学級35人になり、附属中の多くは募集35人(日立第一・水戸第一・土浦第一は70人)です。
なお、2026年度の適性検査では、適性検査Ⅰの問題2で条件の追加の伝え方に不備がありました。県教委は不合格だった人の問題2を満点として扱い、合格最低点を超えた人を追加で合格にしています(1学級あたり最大5人まで)。倍率と実際の合格の数がずれる年だったことは、頭に入れておいてください。
県立の適性検査で小学校の調査書(内申)がどう使われるかは、別の記事にまとめています。
あわせて読みたい:私立中学受験に小学校の内申点は関係なし!公立中高一貫は約2割の採点配分。
大学合格実績を比べる(2026年春)
私立の合格実績
私立の合格の数がいちばん多いのは江戸川学園取手で、国公立115・早慶上理248・GMARCH275・医学部医学科70でした。
| 学校 | 国公立 | 早慶上理 | GMARCH | 医学部医学科 | 数字の中身 |
|---|---|---|---|---|---|
| 江戸川学園取手 | 115(現役88) | 248(現役196) | 275(現役228) | 70(現役41) | 合計は既卒をふくむ。卒業生数は公式に見つからない |
| 茗溪学園 | 82 | 82(ICUをふくむと86) | 108 | 24 | 卒業生268名。「速報」の数 |
| 常総学院 | 98 | 42 | 101 | 3(医学部の合計) | 高校の卒業生をふくむ学校全体。日東駒専は64 |
| 清真学園 | 59(現役53) | 27 | 58 | 21(現役14) | 卒業生181名。高校全体の数 |
| 土浦日本大学中等教育学校 | 16(大学校をふくむ。抜粋) | 17 | 21 | 4 | 卒業生126名。日本大学166 |
| 東洋大学附属牛久 | 6 | 6 | 18 | ― | 中高一貫コースの現役卒業生70名。東洋大学10 |
| 開智望中等教育学校 | 4(国立) | ― | ― | ― | 1期生38名。海外大学3 |
早慶上理・GMARCHの数のうち、江戸川学園取手・茗溪学園(GMARCH)は学校が出している合計です。茗溪学園の早慶上理、清真学園・土浦日大・東洋大牛久の早慶上理とGMARCHは、公式の大学ごとの数を足した計算値です。
江戸川学園取手は、表に「合計」と「現役」の2つの列があります。国公立115のうち88、医学部医学科70のうち41が現役でした。2025年度は医学部医学科が112で、年によって数が大きく動いています。
水戸英宏は、自分の学校の高校へ上がる形ではなく、連携校(水戸啓明・水戸葵陵など)への進学や高校受験をする学校です。高校入試の合格先(水戸第一・土浦第一・開成・慶應義塾など)は載っていますが、人数は出ていないので表には入れていません。
県立の合格実績
県立では水戸第一が国公立182・医学部医学科45、並木中等が国公立92・東京大学15と、合格の数が多くなっています。
| 学校 | 国公立 | 東京大 | 筑波大 | 茨城大 | 早慶上理 | GMARCH | 数字の中身 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 水戸第一 | 182(現役133) | 8 | 33 | 9 | 181 | 205 | 卒業生242名。高校全体 |
| 土浦第一 | 144(新卒112) | 9 | 21 | 18 | 158 | 178(学習院なし) | 卒業生数の記載なし。高校全体 |
| 日立第一 | 133 | ― | 11 | 38 | 32 | 84 | 延べ。卒業生数の記載なし |
| 下妻第一 | 121(現役120) | ― | 11 | 30 | ― | ― | 卒業生数の記載なし。高校全体 |
| 並木中等 | 92(既卒9) | 15 | 20 | 2 | 120 | 118 | 卒業生150名。全員6年一貫生 |
| 竜ヶ崎第一 | 88(現役のみ) | ― | 15 | 24 | 36 | 70 | 現役の卒業生237名 |
| 水海道第一 | 59 | ― | 4 | 14 | 9 | 39 | 卒業生数の記載なし |
| 下館第一 | 55 | ― | 2 | 19 | ― | ― | 延べ。卒業生数の記載なし |
| 鉾田第一 | 53 | ― | 2 | 25 | ― | 14 | 卒業生222名 |
| 古河中等 | 46(現役40) | ― | 4 | 5 | 15 | 48(慶應の記載なし) | 6年一貫生。卒業生数の記載なし |
| 太田第一 | 34(現役のみ) | ― | ― | 17 | 2 | 5 | 現役の卒業生だけの数 |
「―」は、表に載っていない、または数が確かめられなかった項目です。0という意味ではありません。鹿島は合格者の合計が表に出ておらず、勝田中等は公式サイトに進路実績のページが見つかりませんでした。
早慶上理・GMARCHは、各校の大学ごとの数を足した計算値です。数え方(現役だけか、既卒をふくむか)は学校ごとにちがうので、横に並べるときは「数字の中身」の列もいっしょに見てください。
卒業生100人あたりで比べると
卒業生の数で割ると、国公立は水戸第一が約75、並木が約61で抜けています。私立では清真学園(約33)と茗溪学園(約31)が30を超えました。
合格者数は、卒業生の多い学校ほど大きくなります。そこで、公式に卒業生の数が出ている学校だけ、100人あたりの合格数を計算しました。のべ人数で割っているので、「100人のうち何人が受かったか」ではありません。計算した目安です。
| 学校(入口の偏差値) | 国公立 | 早慶上理 | GMARCH | 医学部医学科 |
|---|---|---|---|---|
| 水戸第一(67) | 約75 | 約75 | 約85 | 約19 |
| 並木中等(68) | 約61 | 約80 | 約79 | 約8 |
| 竜ヶ崎第一(男子60) | 約37(現役のみ) | 約15 | 約30 | ― |
| 清真学園(数字なし) | 約33 | 約15 | 約32 | 約12 |
| 茗溪学園(59〜65) | 約31 | 約31 | 約40 | 約9 |
| 鉾田第一(数字なし) | 約24 | ― | 約6 | ― |
| 土浦日大(47〜56) | 約13(抜粋) | 約13 | 約17 | 約3 |
| 開智望(数字なし) | 約11 | ― | ― | ― |
| 東洋大牛久(41) | 約9 | 約9 | 約26 | ― |
江戸川学園取手・常総学院・土浦第一は、使った資料に卒業生の数がないため計算していません。
東洋大学附属牛久は、国公立や早慶上理より、GMARCH(約26)と日東駒専(22。東洋大学10をふくむ)の割合が高い学校です。東洋大学への附属推薦があるので、「一般入試で受かった数」だけでは学校の進路の形が見えにくい点に注意してください。
あわせて読みたい:大学附属の中学から系列大学へ進めるのは何割?首都圏の附属校45校の内部進学を、公式の数字で比べました
入口の偏差値と出口を並べて見えること
偏差値60台後半:並木・水戸第一・土浦第一・江戸川学園取手
偏差値60台後半の4校は、国公立も早慶上理も合格の数が多い学校です。並木中等は東京大学15で、茨城の中高一貫校の中でいちばん多くなっています。
並木中等は中等教育学校なので、高校からの入学がありません。合格実績の150名は、全員が中学1年から6年間通った生徒です。国公立92のうち既卒は9で、多くが現役の合格でした。
江戸川学園取手は、東京大学10(現役8)、筑波大学19(現役16)、医学部医学科70(現役41)です。早慶上理248は、早稲田76・慶應義塾49・上智28・東京理科95を足した数と一致します。
水戸第一と土浦第一は、数が大きい一方で、附属中から上がった生徒の結果ではありません(次の章で説明します)。
偏差値50〜60台:茗溪学園・竜ヶ崎第一・水海道第一・土浦日大・古河
茗溪学園は、偏差値59〜65で、卒業生100人あたりGMARCHが約40、国公立が約31でした。海外大学の合格63もあり、進路の幅が広い学校です。
茗溪学園の国公立82のうち、筑波大学が25でした。筑波大学の合格は、水戸第一33・並木20・江戸川学園取手19と、ほかの学校でも多くなっています。竜ヶ崎第一は筑波15・茨城24、古河中等は宇都宮8・埼玉7と、地域によって国公立の行き先がちがうのも茨城らしい点です。
古河中等は入口の偏差値が50で、県立の中では入りやすい側の学校です。それでも6年一貫生で国公立46(現役40)、明治20・法政13の合格がありました。
土浦日大は日本大学の付属校で、日本大学への合格が166あります。国公立や早慶上理の数だけで比べると、この学校の進路の中心が見えません。
偏差値40台:常総学院・東洋大学附属牛久
常総学院は、入口の偏差値44〜52で、学校全体の国公立98・GMARCH101の合格がありました。
ただし、常総学院の数は高校から入った生徒をふくむ学校全体の表です。中学から入った生徒だけの数ではありません。クラス(AD・ST)によって偏差値が5〜7ポイントちがうので、どのクラスで入るかも考えておきたいところです。
東洋大学附属牛久は、偏差値41で、中高一貫コースの現役70名から東京大学1・筑波大学1の合格も出ています。高校全体では、卒業生の36.9%が東洋大学へ附属推薦で進学しています。
あわせて読みたい:常総学院中学校の偏差値・学費は?2027年度の入試日程、AD・STクラス、給食・スクールバス・大学合格実績と併願まで
偏差値が出ていない学校:清真学園・開智望・日立第一など
清真学園はONETESの偏差値が出ていませんが、卒業生181名で国公立59・医学部医学科21でした。100人あたりの医学部医学科は約12で、水戸第一に次ぐ数です。
偏差値が出ていない学校は、「数字がないから入りやすい」とは言えません。受験者のデータが模試に集まっていないだけのこともあります。清真学園や日立第一附属のように合格実績がしっかりある学校は、過去問や説明会で難しさを確かめてください。
開智望は2026年春が1期生(38名)の卒業でした。国立4、海外大学3、上智3・東京理科5などです。まだ1学年分しか結果がないので、来年以降の数字も見て判断したい学校です。
あわせて読みたい:清真学園中学校の偏差値・学費・倍率は?2027年度の入試日程、スクールバスと大学合格実績まで
県立の合格実績を読むときの大事な注意

附属中の1期生は、まだ卒業していない学校がある
水戸第一・土浦第一の附属中は令和3年度、下妻第一・水海道第一の附属中は令和4年度に開校しました。2026年春の大学合格実績には、この4校の附属中から上がった生徒は入っていません。
茨城県教育委員会の資料をもとに、附属中の1期生が高校を卒業する年を計算しました。
| 附属中の開校 | 学校 | 1期生の高校卒業 |
|---|---|---|
| 平成20年度 | 並木中等 | すでに13回卒業 |
| 平成24年度 | 日立第一附属 | 卒業済み |
| 平成25年度 | 古河中等 | 卒業済み |
| 令和2年度 | 太田第一・鉾田第一・鹿島・竜ヶ崎第一・下館第一 | 2026年3月(今回の実績が1期生の年) |
| 令和3年度 | 水戸第一・土浦第一・勝田中等 | 2027年3月 |
| 令和4年度 | 下妻第一・水海道第一 | 2028年3月 |
水戸第一の国公立182や、土浦第一の東京大学9は、高校入試で入った生徒の結果です。附属中から入った生徒がどんな進路になるかは、2027年3月の卒業生が出るまで分かりません。
太田第一・鉾田第一・鹿島・竜ヶ崎第一・下館第一は、2026年3月の卒業生に附属中の1期生がふくまれます。ただし、どの学校も高校全体の数しか出しておらず、附属中から上がった生徒だけの数は見つかりませんでした。
附属中から上がる生徒は、高校の一部
附属中のある県立高校は、高校からも生徒を募集しています。合格実績は「附属中から上がった生徒+高校から入った生徒」の合計です。
これに対して、並木・古河・勝田は中等教育学校で、高校からの入学がありません。6年間通った生徒だけの結果を見たいなら、中等教育学校の数字のほうが読みやすくなります。
私立と県立、どちらが向いている?
入試と費用のちがい
県立は適性検査の1回勝負、私立は複数の回と教科型・適性検査型から選べる学校が多い、という点が大きなちがいです。
- 県立:適性検査(Ⅰ・Ⅱ)と面接などで選ぶ。入試は1回。中学の授業料はかからない
- 私立:教科型(2科・4科)、適性検査型、推薦・専願など、回や形が選べる。授業料などの学費がかかる。特待生の制度がある学校も多い
県立の倍率が3〜4倍の学校を第一志望にするなら、適性検査型の入試がある私立(常総学院・東洋大学附属牛久など)を併願に入れておくと、準備をむだにしにくくなります。入試の日程は別の記事でまとめています。
あわせて読みたい:2027年度 中学受験の入試日程一覧|東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城の私立中学164校の試験日と出願の受付開始日
私立の特待生の制度は、こちらで比べています。
あわせて読みたい:私立中学の特待生制度を比べました|首都圏の私立中91校の免除額・合格の基準(得点率)・人数を公式の数字で一覧に
大学への道の形で選ぶ
- 国公立・難関大を一般入試でめざす:並木・水戸第一・土浦第一・江戸川学園取手・茗溪学園・清真学園の数字が参考になる
- 系列大学への推薦も使いたい:土浦日大(日本大学)、東洋大学附属牛久(東洋大学)
- 海外大学も考えたい:茗溪学園(海外大学63)、開智望(DPコース・海外大学3)
- 医学部をめざす:水戸第一(45)・江戸川学園取手(70)・茗溪学園(24)・清真学園(21)が多い
医学部医学科の合格が多い学校は、首都圏全体でも比べています。
あわせて読みたい:医学部医学科の合格者が多い私立中学ベスト10|首都圏の学校を公式の合格者数と「卒業生100人あたり」で比べました
合格実績の数字の読み方
のべ人数・現役・高校全体
合格実績の多くは「のべ人数」です。1人が3つの大学に受かると、3と数えます。
この記事の数字も、ほとんどがのべ人数です。並木中等は、医学部医学科の数を「重複掲載」と書いています。のべか実人数かを書いていない学校も多くあります。
ほかにも、学校によって数え方がちがいます。
- 現役だけの数:竜ヶ崎第一・太田第一・鹿島
- 既卒(浪人)をふくむ数:水戸第一・土浦第一・並木・江戸川学園取手・清真学園など
- 高校から入った生徒もふくむ数:附属中のある県立高校・常総学院・清真学園など
- 「速報」の数:茗溪学園(あとで変わることがある)
数え方がちがう学校どうしを、数だけで比べるのは危険です。この記事の100人あたりの数も、あくまで目安として見てください。
偏差値の「80%」とは
ONETESの結果偏差値の80%は、「この偏差値の受験生なら、8割が合格した」というラインです。50%の数字も出ていて、並木中等は80%が68、50%が64でした。偏差値は模試によって大きくちがうので、別の模試の数字と混ぜないでください。
説明会で聞きたいこと

合格実績について聞くチェックリスト
- 合格実績はのべ人数か、実際の人数か
- 現役の合格は何人で、既卒は何人か
- 中学から入った生徒だけの合格実績はあるか(高校から入った生徒との割合)
- 卒業生は何人か
- 国公立の合格は、前期・後期・推薦のどれが多いか
- 系列大学・指定校推薦の枠と、使った人数
特に県立の附属中は、1期生の大学合格がまだ出ていない学校があります。説明会では、附属中から上がった生徒の高校での学び方(高校から入った生徒とクラスを分けるのか)も聞いておくと安心です。
よくある質問
- 茨城でいちばん偏差値が高い中高一貫校は?
-
ONETESの2026年の結果偏差値(80%)では、私立の江戸川学園取手(東大・医科ジュニアコースで70)、県立の並木中等(68)が高く、水戸第一附属・土浦第一附属(67)が続きます。模試によって数字はちがいます。
- 茨城の公立中高一貫と私立中高一貫、大学合格実績はどちらがいい?
-
卒業生100人あたりの国公立では、県立の水戸第一(約75)と並木(約61)が高く、私立の清真学園(約33)・茗溪学園(約31)が続きます。ただし水戸第一は、附属中の1期生がまだ卒業していない高校全体の数です。
- 偏差値の割に大学合格実績がいい茨城の中学は?
-
入口の偏差値50の古河中等は、6年一貫生で国公立46・明治20の合格がありました。偏差値が出ていない清真学園も、卒業生181名で国公立59・医学部医学科21です。数え方は学校ごとにちがうので、目安として見てください。
- 茨城の県立中高一貫の倍率は?
-
2026年度入試の受検倍率は、水戸第一附属4.10、竜ヶ崎第一附属4.09、水海道第一附属3.60、並木中等3.46などでした。いちばん低いのは太田第一附属の1.66です。
- 水戸第一附属中から東大に何人受かる?
-
水戸第一の2026年春の東京大学合格は8(現役7)ですが、これは高校から入った生徒の結果です。附属中は令和3年度開校なので、1期生の大学受験は2027年春になります。
まとめ
- 入口の偏差値(ONETES・80%)が高いのは、江戸川学園取手(63〜70)・並木中等(68)・水戸第一附属と土浦第一附属(67)
- 卒業生100人あたりの国公立は、水戸第一約75・並木約61。私立は清真学園約33・茗溪学園約31
- 水戸第一・土浦第一・下妻第一・水海道第一の合格実績には、附属中から上がった生徒がまだ入っていない
- 6年一貫生だけの数を見るなら、並木・古河などの中等教育学校が読みやすい
- 合格実績は、のべ人数・現役か既卒か・高校全体かを確かめてから比べる
茨城は、2020〜2022年度の3年間で県立の中高一貫校が10校開校した地域です。数年後には、附属中から上がった生徒の結果も出てきます。気になる学校は、学校別の記事で入試の形や学費も確かめてみてください。
塾に通わずに受験の準備を進めている家庭は、通信教育を比べた記事も参考にしてみてください。
あわせて読みたい:中学受験の通信教育おすすめ比較、お子様に合う教材の特徴と料金で選ぶ