「予防接種、いつ打てば入試に間に合うの?」
「もし入試の前日に熱が出たら…」
中学受験の入試は1月〜2月。ちょうどインフルエンザがはやりやすい時期と重なります。考えるだけで胃が痛くなりますよね。
最初に大事なことを言っておきます。この記事は、受験の段取りとして親が準備しておくことをまとめたものです。接種の回数や時期、薬のことは、必ずかかりつけの医師に相談して決めてください。
そのうえで、予防接種の時期の考え方、家でできる予防、そして「かかってしまったとき」の受験の扱いを整理します。
中学受験の前にインフルエンザ対策が大事な理由
入試の時期と流行の時期が重なる
首都圏の私立中学の入試は、2月の初めに集中しています。地方の入試や「前受け」の入試は1月に行われることも多いです。
インフルエンザは、例年、冬に流行します。つまり、受験生にとっていちばん大事な時期が、いちばんかかりやすい時期と重なっているんです。
かかったら受験できないとは限らない
ここ、意外と知られていないのですが、インフルエンザにかかったからといって、必ず受験できなくなるわけではありません。
感染症にかかった受験生への対応(別室受験・振替など)は、学校ごとに決まっています。
ただ、対応がない学校もありますし、熱がある中で受験するのは子どもにとってかなりつらいです。だからこそ、「予防」と「かかったときの段取り」の両方を準備しておくのが大事です。
予防接種はいつ打つ?時期の考え方

効果が出るまでの期間と続く期間
厚生労働省のQ&Aでは、季節性インフルエンザワクチンの予防効果が期待できるのは、接種した2週後から5か月程度と考えられているとしています。子どもの場合は、2回接種したあとの2週後からです。
また、ワクチンは感染を完全に防ぐものではなく、発病を抑えたり、重症化を防いだりする効果があるとされています。
| 項目 | 公的な資料・自治体の案内の内容 |
|---|---|
| 効果が出るまで | 接種後2週間ほど(子どもは2回目の接種から) |
| 効果が続く期間 | 5か月ほど |
| 13歳未満の接種回数 | 原則2回 |
| 2回接種の間隔 | 接種する医療機関で確認 |
※細かい内容は年度や医療機関の方針で変わることがあります。必ず接種する医療機関で確かめてください。
入試から逆算すると
この考え方をもとにすると、1月〜2月の入試に効果が出ている状態にするには、遅くとも入試の2週間前までに接種を終えておく必要があります。
13歳未満で2回打つ場合は、2回目の接種を入試の2週間前までに終える計算です。1回目と2回目の間もあけるので、さらに前から始めることになります。
小学生は2回接種が原則とされているので、秋のうちに1回目の予約を入れておくと慌てません。
人気のある医療機関は予約がすぐ埋まることもあります。受験生のいる家庭は、早めに予約を取っておくのがおすすめです。
鼻から入れるタイプのワクチンは?
注射ではなく、鼻にスプレーするタイプのワクチンもあります。対象年齢や、受けられる医療機関が限られるので、気になる場合はかかりつけ医に相談してください。
家族も打った方がいい?
子どもだけ予防しても、家族がかかって家に持ち込むことがあります。家族も接種しておくかどうかは、それぞれの体調や医師の意見をふまえて考えてください。
家でできる予防はどうする?

ここからは、毎日の生活でできることです。どれも特別なことではありませんが、受験の時期は特に意識しておきたいところ。
- 帰宅したら手洗い・うがい
- 人混みではマスクをつける
- 部屋の換気と、乾燥しすぎない湿度を保つ
- 夜ふかしをせず、睡眠時間を確保する
- 食事をしっかりとる
正直、睡眠がいちばん削られやすいんですよね。「あと1時間勉強させたい」と思っちゃう時期ですが、直前期こそ寝る時間を守る方が、結果的に入試当日の力になります。
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直前期は学校を休む?
入試直前の1月に、小学校を休ませるかどうかは、家庭によって判断が分かれます。感染のリスクだけでなく、子どもの生活リズムや気持ちも考えて決めてください。
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インフルエンザになったら受験はどうなる?
STEP1:まず医療機関を受診する
熱が出たら、まずは医療機関を受診してください。検査や治療は医師の判断に従います。
STEP2:学校の案内を確かめて連絡する
次に、受ける学校の募集要項や受験生向けの案内を確かめ、学校に連絡します。
学校の対応には、たとえば次のようなものがあります。
- 別室で受験できる
- 後日の別の回(2回目入試など)に振り替えられる
- 追試や特別な日程を用意している
どの対応があるか、どんな手続きが必要か(医師の診断書など)は、学校によって違います。
出願の段階で、受ける学校ごとに「感染症のときの対応」をメモしておくと、いざというときに慌てません。
STEP3:受験するかどうかを親子で決める
別室受験ができる場合でも、熱がある中での受験は子どもに負担がかかります。医師の意見と、子どもの体調・気持ちを合わせて決めてください。
無理をして本命校を受けて力を出せないより、振替の回を使う方がいいこともあります。ここは本当に家庭ごとの判断です。
家族がかかったときは?
きょうだいや親がかかった場合、受験生にうつさない工夫が必要です。部屋を分ける、タオルを共有しない、食事の時間をずらす、などが考えられます。
医療機関によっては、家族の感染に備えて予防のための薬を処方してもらえる場合もあります。使うかどうかは、医師に相談して決めてください。
まとめ:予防は秋から、かかったときの段取りは出願のときに
インフルエンザ対策は、直前になってからでは打てる手が少なくなります。
- 予防接種は、効果が出るまでの期間を考えて、秋のうちに予約する
- 接種の回数や時期は、かかりつけ医に相談して決める
- 手洗い・換気・睡眠など、家での予防を直前期まで続ける
- 出願のときに、学校ごとの「感染症のときの対応」をメモしておく
- かかったら、まず受診 → 学校に連絡 → 親子で受験の判断
不安になる気持ちは当然です。でも、準備しておけば「もしも」のときも落ち着いて動けますよ。
よくある質問
- 予防接種を受けたのに、インフルエンザにかかることはありますか?
-
あります。ワクチンは感染を完全に防ぐものではなく、発病や重症化を抑える効果があるとされています。手洗いや睡眠など、ふだんの予防も続けてください。
- 入試の何日前までに予防接種を受ければいいですか?
-
効果が期待できるのは接種の2週後からとされ、小学生は2回目の接種から数えます。2回目を入試の2週間前までに終える計算で、医療機関と相談して早めに予約してください。
- インフルエンザで受験できなかった場合、受験料は返ってきますか?
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受験料の返金の扱いは学校ごとに違います。募集要項の注意事項を確かめるか、学校に問い合わせてください。
- 熱が下がっていれば、受験してもいいですか?
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学校によって、感染症の受験生への対応や条件が決まっています。自己判断せず、医師と学校の案内に従ってください。