「午前の試験が終わってから、午後の学校に間に合うの?」
「お昼ごはんって、どこで食べればいいの?」
午後入試を併願に入れると、こんな疑問が次々に出てきますよね。
先に言っちゃいます。午後入試の成否は、問題の出来以上に「移動と食事の段取り」で決まります。同じ日に2校受けるのは、子どもにとってかなりハードです。だからこそ、親が当日の動きを分単位で組んでおくことが大事になります。
この記事では、午後入試とはどんな入試か、午前から間に合うかの考え方、昼食や待ち時間の過ごし方、体力面で気をつけたいことをまとめました。
中学受験の午後入試とは?
午後入試は、その名の通り、午後から始まる入試です。午前に別の学校を受けた子が、同じ日の午後にもう1校受けられるように設けている学校があります。
午後入試の特徴
- 午前の試験のあとに受けられる時間に始まる
- 試験の教科が少なめ(2教科など)の学校もある
- 合格発表が早い学校もある
- 同じ日に2校の結果をそろえやすい
教科数や試験時間、集合時刻、合格発表の時期は学校ごとに違います。
午後入試の集合時刻・教科・発表日は、必ずその年度の募集要項で確かめてください。
なぜ午後入試を受ける家庭が多い?
併願の組み方として、午後入試には次のような良さがあります。
- 1日に2校受けられるので、受験の日数を増やさずに受験の回数を増やせる
- 早い段階で合格を1つ持っておくと、気持ちが落ち着きやすい
- 午前の本命校のあとに、もう1校チャンスを作れる
ただ、良さと同じくらい、負担も大きいです。そこは次の章で見ていきます。
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午前の試験から午後入試に間に合う?

まずは「午前の学校が終わる時刻」を確かめる
午前の試験は、最後の教科が終わってから、子どもが校舎の外に出てくるまでに時間がかかることがあります。教室で答案を回収し、注意事項を聞いてから解散になるからです。
移動の計画は、試験の終了時刻ではなく「子どもが校門を出てくる時刻」から組んでください。
募集要項に「解散時刻」が書いてあればそれを、なければ説明会などで聞いておくと安心です。
移動ルートは2つ用意しておく
午前の学校から午後の学校までの移動は、次の順番で考えます。
- 午前の学校の解散時刻を調べる
- 午後の学校の集合時刻を調べる
- 電車・バスの乗り換えを調べ、かかる時間を出す
- 電車が遅れたときの別ルート(タクシーなど)も考えておく
電車の遅れや、改札での混雑は当日起こりえます。ギリギリの組み合わせは、正直おすすめしません。
間に合わなかったらどうなる?
遅刻した場合の扱い(何分まで受けられるか、別室になるかなど)は、学校ごとに違います。
交通機関が大きく乱れたときは、開始時刻を遅らせるなどの対応をとる学校もあります。当日は、学校のホームページや受験生向けの連絡を確かめられるようにしておいてください。
下見は「午前の学校→午後の学校」で一度やる
できれば、入試と同じ曜日・時間帯に、午前の学校から午後の学校まで実際に移動してみてください。
地図アプリの時間だけでは分からない、駅の出口や乗り換えの歩く距離が分かります。
午後入試の日の昼食はどうする?

昼食は「移動中に食べられるもの」を持っていく
午後入試の日は、ゆっくりお店で食べる時間がないことがほとんどです。
- おにぎり・サンドイッチなど、片手で食べられるもの
- 食べ慣れたもの(当日に新しいものは避ける)
- 量は少なめ(食べすぎると午後に眠くなる)
- 飲み物と、甘いものを少し
食べる場所は、午後の学校が控室を開けている場合もあれば、そうでない場合もあります。学校の案内を確かめて、外で食べる可能性も考えておいてください。
親が先回りして準備しておく
午前の試験が終わった子どもは、思った以上に疲れています。
正直、「お昼どうする?」と相談している余裕はありません。親が昼食をかばんに入れて待っていて、合流したらすぐ渡せるようにしておくのがおすすめです。
待ち時間と体力の管理
午前の手ごたえの話はしない
子どもが出てきたら、つい「どうだった?」と聞きたくなりますよね。
でも、午前の出来が悪かったと感じている子に、その話をさせると午後に引きずります。
午前と午後の間は、午前の試験の話をせず、次の試験に気持ちを切り替える時間にしてください。
声をかけるなら、「お疲れさま、お昼食べよう」くらいで十分です。
1日2校は体力的にきつい
午前と午後の試験を受ける日は、朝から夕方まで試験と移動が続きます。
1月の前受けで一度経験しておく、ふだんの模試で長い時間座って問題を解くことに慣れておく、などで体力面の準備をしておくと安心です。
翌日の予定も考えて組む
2月の初めは、何日も続けて入試がある家庭も多いです。午後入試を入れた日の翌日にも試験がある場合、睡眠時間が削られがちです。
午後入試を入れるかどうかは、翌日以降の予定とセットで考えてください。
午後入試を入れるか迷ったら
最後に、午後入試を入れるか迷ったときの判断の目安です。
| 入れるとよいケース | やめておいた方がよいケース |
|---|---|
| 早めに合格を1つ持って安心したい | 移動が長く、ギリギリの組み合わせになる |
| 午前の本命校のあとに、もう1回チャンスがほしい | 子どもの体力に不安がある |
| 午後の学校に、本当に通わせてもよいと思える | 通う気のない学校を「とりあえず」入れている |
私なら、「もし受かったら本当に通わせるか」で決めます。通う気のない学校のために、体力と1日を使うのはもったいないです。
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まとめ:午後入試は「段取り」で勝負が決まる
午後入試は、うまく使えば併願の大きな助けになります。
- 集合時刻・教科・発表日は、今年度の募集要項で確かめる
- 移動は「子どもが校門を出てくる時刻」から組み、別ルートも用意する
- 昼食は移動中でも食べられるものを、親が準備しておく
- 午前の出来の話はせず、次の試験に気持ちを切り替える
- 入れるかどうかは「受かったら通わせるか」で決める
1日2校は本当にハードです。親が段取りを全部引き受けて、子どもは試験に集中できるようにしてあげてください。
よくある質問
- 午後入試は何時ごろ始まりますか?
-
学校によって違います。午前の試験を終えた受験生が間に合うように設定されていることが多いですが、集合時刻は必ず募集要項で確かめてください。
- 午後入試は午前の入試より受かりやすいですか?
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一概には言えません。教科数や受験者の層は学校や回によって違うので、偏差値や過去の結果を学校ごとに確かめてください。
- 午前と午後の学校が遠い場合、タクシーを使ってもいいですか?
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使って大丈夫です。ただし入試の日は道路も混むことがあるので、電車のルートと比べて、確実な方を選んでください。
- 午後入試の合格発表はいつですか?
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当日の夜に発表する学校もあれば、翌日以降の学校もあります。発表の日時と方法は、募集要項で確かめてください。