東京私立中学校の中でトップクラスの成績を誇る男子校がこちらの武蔵中学校。
もちろん偏差値が高いのは間違いないのですが、その入試難易度に恥じない学校の進学率であり、通わせている親御さんからの満足度があります。
受験を考えている方は、学校選びの参考にしてくださいね。
記事の想定読者
- 武蔵中学校の受験を考えている子供や保護者
- 武蔵中学校から大学への進学、推薦入試枠確保状況
- 過去問の傾向や対策
あなたが得られる情報
武蔵中学の学費や偏差値、進学率などの基本情報まとめ
それでは、まずは武蔵中学の学費や偏差値、進学率や住所などの最寄り駅情報、といった一般的な情報について、紹介させてもらいますね。
倍率や偏差値などは、基本的には、一番合格しやすい、メインとなる試験での情報を載せています。
特待生選抜など見かけ上の偏差値稼ぎデータは意味がないと思っていますので、なるべく合格性も多い試験について、倍率や偏差値を載せるようにしています。
偏差値についても補足します。
偏差値は、受験生のレベルによって大きく異なるのは知ってますよね?
ここでは、大手進学塾代表として、SAPIX、日能研、四谷大塚、市進ゼミ、首都圏模試、といった各試験の偏差値について、記載しています。
受ける模試によって、偏差値はかなり異なりますので、あなたが普段受けている模試の種類の偏差値を確認するようにしてくださいね。
サピ生はSAPIXの偏差値、日能研の生徒は日能研の偏差値、四谷大塚、早稲アカ、馬淵は四谷大塚の偏差値、その他個人塾や全国共通模試などの偏差値は市進ゼミや首都圏模試、の偏差値を見るようにしてください。
また、ここで掲載している偏差値は、80%合格可能性が高い偏差値を載せていますので、これも参考にしてくださいね。
前置きはこれぐらいにして、こちらが武蔵中学の基本的な情報となります。
中学校名称 | 武蔵 |
住所 | 東京都練馬区豊玉上1-26-1 |
学校HPのURL | https://www.musashi.ed.jp/ |
初年度入学金 | 約129万円 |
6年間の学費目安 | 約600万円 |
男子校・女子校・共学高 | 男子校 |
最寄り駅、アクセス | 江古田駅より徒歩約6分、桜台駅より徒歩約8分 |
試験回数 | 1回 |
実質倍率 | (男子)3.1倍 |
SAPIX偏差値 | (男子)60 |
日能研偏差値 | (男子)66 |
四谷大塚偏差値 | (男子)64 |
市進ゼミ偏差値 | (男子)68 |
首都圏模試偏差値 | (男子)74 |
現役進学率 | 54% |
早慶上智現役合格実績 | 71% |
MARCH現役合格実績 | 86% |
併設大推薦率 | 2% |
以上が基本的な情報となります。
特に言うまでもないことですが、この偏差値と入試倍率は圧巻の一言ですね。
これだけのレベルを誇る私立男子校、ってことなので、熱望校としてとらえている家庭も多いのではないでしょうかね
武蔵中学校の校風や指導方針、教育の特徴は?

武蔵中学は1922年に創立され、2022年の今年でちょうど創立100周年となる伝統のある学校です。
都内の中学校・高校の中では最大級の規模のキャンパスを有しており、敷地内に小川が流れていたりするなど自然豊かな環境に包まれています。
生徒数は1学年あたり170名弱で、中学校全体では500名弱と比較的小さめの規模です。
学校は教育方針の1つである「自ら調べ、自ら考える」ことを学習面、生活面で徹底し、独創的で柔軟な真のリーダーの育成を教育目標としています。生徒の自主性を重んじることからも、自由な校風で、校則もほとんどなく、制服もありません。
学校生活については、授業はほとんどの科目で少人数に分かれて行われています。
そのため、生徒一人一人がじっくりと学ぶことができ、先生との距離が近いのが特徴です。
中学3年生からは選択科目が始まり、ドイツ語やフランス語などから選ぶ第二外国語等があります。
進路については、これからのキャリアという側面から捉えた取り組みを行っており、様々な分野で活躍する卒業生の話を聞くキャリアガイダンスや実際の現場に行く医療体験、大学研究室訪問などを実施しています。
卒業後は多くの生徒が難関大や医学部に進学しており、豊富な合格実績を出しています。
部活動は文科系クラブが13、運動系クラブが12有り、参加は自由ですが大部分の生徒が参加しています。
太陽観測部や気象部などユニークなクラブがある理科系が充実しています。
学校行事では、武蔵の伝統を象徴する三大行事として「春の記念祭」(文化祭)「秋の体育祭」「冬の強歩大会」が行われます。「春の記念祭」は生徒が主体的に運営しており、文化部の展示や研究発表、ゲームなど来場される方にも楽しめる内容となっています。
武蔵中学校の学校説明会、入試説明会で得られる情報は?
武蔵中学では年に4回学校説明会が開催されます。主に、学校の教育方針や学びの内容、入試4教科についての説明があります。
入試4教科については、入試で見る力は何か、その対策はということを中心に教科ごとに説明があり、入試を解く上で気をつけること、例えば国語では、問われたことに簡潔にわかりやすい言葉を使うといったことを教えてくれます。ですから、普段の勉強や過去問を解くうえでの重要なポイントを知ることができます。
そして学校説明会では同時に校内ツアーも開催され、大講堂や体育館、理科棟、校舎など学校内の施設を現役の高校生が案内してくれます。
学校内の施設を見ることはもちろんのこと、実際に学ばれている案内役の生徒さんからも、この学校で学んでおられる学生の雰囲気を掴むことができることもメリットです。
又、学校説明会とは別に年1回「キャンパス自由散策会」が開催され、キャンパス内の屋外全般を見学できるイベントもあります。
これら学校説明会等はホームページや学校案内冊子等ではなかなか掴めない学校や生徒の生の雰囲気を、直に肌で感じることができる絶好の機会です。
武蔵中学校の入試問題の傾向や点数アップする対策は?
武蔵中学の入試問題は主に思考力と記述力を問う内容になっており、考える力があるのか試されています。4教科に共通して言える特徴は「記述」する問題が多いので、語句や公式等の丸暗記だけでは対応できません。ですから普段の勉強から深く理解することが大事になります。
国語は長文問題が1題出題され、ほとんどを記述問題が占めます。長文は小説や随筆から出題されることが多く、心情や行動を読み取り、要約する力が求められますので、文章を理解し、内容のポイントを押さえ、的確にまとめて答えることができるようにする必要があります。
算数は大問4問、B4用紙1枚に1問、計4枚で出題されます。問題用紙と解答用紙が同じで、余白のスペースに途中の式と答えを書く形式になっており、途中の式を評価される傾向がありますので、わからなくても、粘り強く答えに導いていく力も必要となってきます。
理科は大問3問で構成され、知識よりも思考力を問われる内容になっています。
特徴的なのは最後に出題される問題で、学校から与えられる物を観察し、考察内容等を記述させます。他にも実験結果を出して、そこからどう読み取ったのかを尋ねる問題も出されます。いずれにしても、何故そうなるのかという考えを論理立てて説明できるようにする必要があります。
社会は2000字程度の長文を読ませる大問1題が出題されます。年代や人物名といった暗記項目が出題されることほとんどなく、記述が中心となります。歴史、地理、公民、時事問題の全分野から総合的に出題され、知識を活用して考えたりすることが求められため、日頃から、社会的な物事についてよく考えるくせをつける必要があります
武蔵中学校の口コミや評判まとめ
そもそもの生徒のレベルが高く、学校に通っているだけで楽しい!
部活も生物部だけどモクモクと友達と楽しみながら趣味に没頭できている感じが嬉しい!
子供が最初から男子校を志望しており、その中で偏差値的にちょどよい学校を選んだんですが、これがとにかく大正解!
子供は毎日学校に楽しそうに通ってくれているし、あの顔を見れるだけでこの学校を選んだ価値があります
まとめ:武蔵中学校の進学実績や評判は?
東京の中でも有数の進学校として、あこがれの男子校がこちらの武蔵中学校。
私立中学校で成功失敗、なんて話を聞いたりネットで見たりしますが、ともかくまずはこの学校に入れるだけのレベルに到達したのであれば、まず間違いなく勉強頑張ったね!
ってほめれるレベルになります。
もちろん中学校入学時の偏差値が高いので、大学への進学実績も非常に高いのですが、このあたりはいかにも男子校!!
って感じがして好きな人は好きでしょうね。
受かれるレベルにあるのであれば、公開するようなことは無いので、しっかりと目に焼き付けておきましょう。