塾なし中学受験の家庭向け勉強法:積み木の問題を教えます!立方体の個数・表面積・色をぬった立方体の数え方

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「積み木の個数を数えると、見えないところをいつも数え忘れる」「表面積を求める問題で、1面ずつ数えていたら時間が足りなくなった」

積み木の問題は、中学受験の算数の立体図形で、よく出題される単元です。同じ大きさの立方体を積み重ねた立体の個数、表面積、見えない部分の立方体の数などを求めます。空間を想像する力が問われますが、数え方のコツを知っていれば、確実に得点できます。

この記事では、塾なしで中学受験を目指すご家庭に向けて、積み木の問題の基本の数え方と、よく出るパターンの解き方をまとめました。

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目次

個数は「上から見た図」に書きこむ

上から見た図に、積んだ個数を書きこむ図。3×3のマスに、3、2、1、2、1、1、1、1、0と書きこまれていて、全部の個数は書きこんだ数の合計で12個。正面や横から見た図の情報を1マスずつ書きこんで個数を決める

積み木の個数を数えるときは、上から見た図をかき、それぞれのマスに「何個積んであるか」を書きこみます。全部の個数は、書きこんだ数の合計です。

積み木の個数は「上から見た図の各マスに、積んだ個数を書く」。見えない立方体も数え忘れません。

上の図では、3+2+1+2+1+1+1+1=12個です。見取図のまま数えると、後ろや下にかくれた立方体を数え忘れやすいので、この方法がおすすめです。

表面積は「6方向から見る」

立方体を積んだ立体の表面積は、前・後ろ・左・右・上・下の6方向から見える正方形の数を数えて求めます。

  • 前と後ろから見える数は同じ
  • 左と右から見える数は同じ
  • 上と下から見える数は同じ(くぼみがないとき)

表面積=(前から見える数+横から見える数+上から見える数)×2×(1つの面の面積)

例題1:1辺1cmの立方体6個を、下の段に3個、2段目に2個、3段目に1個と、階段の形に積みました(左はしをそろえて積み、すき間はありません)。表面積は何cm²ですか。

前から見ると、3+2+1=6個の正方形が見えます。横から見ると3個、上から見ると3個です。表面積は、(6+3+3)×2=24cm²です。

表面積は「3方向から見える数の合計×2」。ただし、へこみやすき間がある立体では、かくれた面を別に数えます。

別の求め方で確かめる

立方体1個の面は6つなので、6個では36面です。立方体どうしがくっついている面は、1か所につき2面ずつかくれます。この立体では、くっついている所が6か所あるので、36-6×2=24cm²です。2つの方法で答えが合えば安心です。

正面と横から見た図から個数を考える

正面と横から見た図だけが分かっているとき、立方体の個数は1通りに決まらないことがあります。そのときは、最も多い場合と少ない場合を考えます。

例題2:たて2列、横2列のマスの上に立方体を積みました。正面から見ると、左の列が2段、右の列が1段に見えます。横から見ると、手前の列が2段、おくの列が1段に見えます。上から見た図は分かっていません。立方体の個数は、最も多くて何個、最も少なくて何個ですか。

最も多いときは、各マスに「その列の正面の高さ」と「その列の横の高さ」の小さいほうまで積みます。手前の左は2個、手前の右・おくの左・おくの右は1個ずつで、2+1+1+1=5個です。

最も少ないときは、正面と横の両方の高さを、できるだけ同じ立方体の列で満たします。手前の左に2個、おくの右に1個積めば、正面から見ても横から見ても条件に合うので、2+1=3個です。

色をぬった立方体を切る問題

例題3:1辺3cmの立方体の表面全体に色をぬり、1辺1cmの立方体27個に切り分けました。3つの面に色がついた立方体、2つの面、1つの面、色がついていない立方体は、それぞれ何個ありますか。

  • 3面:かどにある立方体で、8個
  • 2面:辺のまん中にある立方体で、12本の辺に1個ずつで12個
  • 1面:面のまん中にある立方体で、6つの面に1個ずつで6個
  • 0面:中心にある立方体で、1個

合計は8+12+6+1=27個で、合っています。

1辺がn個に分けられているとき、次のように求められます。

色のついた面の数個数
3面8個(いつも同じ)
2面12×(n-2)個
1面6×(n-2)×(n-2)個
0面(n-2)×(n-2)×(n-2)個

3面はかど(8個)、2面は辺、1面は面のまん中、0面は内側。「n-2」が何度も出てきます。

よくあるまちがいと対策

  • 見取図のまま数えて、かくれた立方体を数え忘れる:上から見た図に個数を書きこむ
  • 表面積で、6方向のうち片側しか数えない:3方向の合計を2倍する
  • へこみのある立体で、かくれた面を数え忘れる:くっついている面を引く方法でも確かめる
  • 色のついた面の数で、1辺の数をそのまま使う:かどをのぞくので「n-2」

家庭での教え方のコツ

本物の積み木で確かめる

積み木やサイコロ、角ざとうを使って、問題と同じ形を実際に作ってみましょう。上から見た図に個数を書きこむ方法が正しいことを、手で確かめられます。

3方向から見た図をかく

作った積み木を、正面・横・上から見た図に、方眼紙にかいてみてください。見る方向によって見える形が変わることが分かり、空間を想像する力がつきます。

色ぬりの問題は小さい立方体から

1辺2個(8個)の立方体から始めて、1辺3個、4個と大きくしながら、色のついた面の数を表にまとめてみましょう。きまりが見つかると、公式を覚えなくても解けるようになります。

積み木の問題のよくある質問

何年生で学びますか?

中学受験向けの教材では、4〜5年生ごろに学ぶことが多い単元です。立方体・直方体の見取図や体積が分かっていることが前提になります。

体積の単元とどうつながりますか?

1辺1cmの立方体の個数は、そのまま体積(cm³)になります。立体の体積と表面積とあわせて学びましょう。

切断の問題とも関係がありますか?

はい、積み木を平面で切ったときに、切られる立方体の数を数える問題も出ます。立体の切断で切り口の考え方を確認しておきましょう。

練習問題にチャレンジ

問題1:上から見た図の4つのマスに、2、2、1、3と個数が書いてあります。立方体は全部で何個ですか。

問題2:1辺4cmの立方体の表面に色をぬり、1辺1cmの立方体に切り分けました。2つの面に色がついた立方体は何個ありますか。

問題3:問題2で、色がついていない立方体は何個ありますか。

問題4:1辺1cmの立方体3個を、下に2個、その左はしの上に1個積みました。表面積は何cm²ですか。

答え

問題1:2+2+1+3=8個です。

問題2:12×(4-2)=24個です。

問題3:2×2×2=8個です。

問題4:前から3個、横から2個、上から2個見えるので、(3+2+2)×2=14cm²です。

練習プリント(無料)

この記事の内容をたしかめる「初級」の練習プリントです。問題1ページと、解答・要点まとめ1ページのA4のPDFです。印刷して使ってください。

まとめ:積み木は「上から見た図」と「6方向」

積み木の個数は、上から見た図の各マスに積んだ個数を書きこんで数えます。表面積は、3方向から見える正方形の数の合計を2倍して求めます。色をぬった立方体を切る問題は、かど・辺・面・内側に分けて考えましょう。

図形のほかの単元は、立体の体積と表面積、展開図、立体の切断で解説しています。

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