塾なし中学受験の家庭向け勉強法:さおばかりを教えます!目もりのつけ方と皿の重さがあるときの計算

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「さおばかりの目もりが、どうして等しい間かくになるのか分からない」「皿の重さがある問題になると、0gの目もりの位置で迷ってしまう」

さおばかりは、中学受験の理科で、てこのつり合いを応用した計算問題としてよく出る単元です。おもりを動かして、つり合った位置の目もりで重さを読み取ります。てこの「おもさ×きょり」の考え方がそのまま使えるので、てこが分かれば、さおばかりも解けるようになります。

この記事では、塾なしで中学受験を目指すご家庭に向けて、さおばかりのしくみと、計算問題の解き方をまとめました。

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目次

さおばかりのしくみ

さおばかりの図。さおをつり手で支え、つり手から左に5cmのところに皿をつるす。右側で50gのおもりを動かす。皿に200gをのせると、200×5=50×□より、おもりはつり手から20cmの位置でつり合う。目もりは1cmごとに10gになる

さおばかりは、次の部分でできています。

  • さお:重さをはかるための棒
  • つり手:さおを支える点(支点)
  • 皿:はかるものをのせる。さおの片はしにつるす
  • おもり:さおの上を動かして、つり合わせる

皿にものをのせ、おもりを動かしてさおが水平につり合ったときの、おもりの位置の目もりを読みます。昔は、市場や商店で、野菜や魚の重さをはかる道具として広く使われていました。

さおばかりは、てこのつり合い「おもさ×支点からのきょり」が左右で等しくなることを使っています。

基本の計算(さおと皿の重さを考えない場合)

例題1:つり手から左に5cmのところに皿をつるし、右側で50gのおもりを動かします。皿に200gのものをのせると、おもりをつり手から何cmの位置にするとつり合いますか。ただし、さおと皿の重さは考えません。

左側は200×5=1000、右側は50×□です。50×□=1000なので、□=20cmです。

目もりの間かく

皿に10gふやすと、左側は10×5=50ふえます。右側も50ふやすには、おもりを50÷50=1cm動かせばよいので、目もりは1cmごとに10gになります。

目もりは等しい間かく。「1cmあたり何g」は、おもりの重さ÷皿までのきょりで求められます。

皿の重さがある場合

実際のさおばかりでは、皿にも重さがあります。何ものせていないときも、皿の重さとつり合う位置におもりを置く必要があります。

例題2:例題1のさおばかりで、皿の重さが20gのとき、0gの目もりはつり手から右に何cmのところになりますか。また、皿に200gのものをのせたときのおもりの位置は、つり手から何cmですか。

皿だけのとき、20×5=100なので、50×□=100より、□=2cmです。0gの目もりは、つり手から右に2cmのところです。

200gのものをのせると、左側は(200+20)×5=1100です。50×□=1100より、□=22cmです。

0gの目もりが2cmのところにあり、そこから1cmごとに10gずつふえるので、22cmのところが(22-2)×10=200gの目もりになっています。

皿の重さがあると、0gの目もりがつり手からずれます。目もりの間かくは変わりません。

はかれる重さの最大

おもりは、さおの右はしまでしか動かせません。そのため、はかれる重さには上限があります。

例題3:例題1のさおばかり(皿の重さは考えない)で、さおの右側の長さがつり手から30cmのとき、はかれるのは最大何gですか。

おもりを30cmの位置にすると、50×30=1500です。□×5=1500なので、最大300gまではかれます。

つり手を変えるさおばかり

重いものもはかれるように、つり手が2つあるさおばかりがあります。皿に近いつり手を使うと、皿までのきょりが短くなるので、同じおもりでより重いものがはかれます。

例えば、皿までのきょりが5cmから2.5cmになると、左側の「重さ×きょり」が半分になるので、同じおもりの位置で2倍の重さがはかれます。

上皿てんびんとのちがい

上皿てんびんさおばかり
支点から皿までのきょり左右で等しい皿側は短く、おもり側は長い
つり合わせ方分銅をのせかえるおもりを動かす
重さの読み方分銅の合計おもりの位置の目もり

上皿てんびんは、左右のきょりが等しいので、両方の皿の重さが等しいときにつり合います。さおばかりは、きょりを変えることで、軽いおもりで重いものをはかれるようにしています。

よくあるまちがいと対策

  • 皿の重さを忘れる:0gの目もりの位置がずれることに注意する
  • 目もりの読みで、つり手からのきょりをそのまま重さに直す:0gの目もりからのきょりで読む
  • 最大の重さで、さおの長さを使い忘れる:おもりは右はしまでしか動かせない
  • 「重さ×きょり」の、きょりを支点以外から測る:きょりは必ず支点(つり手)から測る

家庭での覚え方のコツ

ものさしで手作りさおばかり

ものさしの真ん中を糸でつるし、片側にクリップで小さな袋、反対側にクリップをおもりとしてつり合わせてみましょう。袋に入れるものを変えると、おもりの位置が変わることが分かります。

表で「重さ×きょり」を書く

左側と右側の「重さ×きょり」を表にして書く習慣をつけましょう。皿の重さがあるときも、表に1行加えるだけで整理できます。

目もりを自分で作る

例題のさおばかりで、0g・50g・100g…の目もりの位置を自分で計算し、線を引いてみてください。目もりが等しい間かくになることが実感できます。

さおばかりのよくある質問

何年生で学びますか?

小学校の理科では、6年生でてこのはたらきを学びます。さおばかりの計算は、中学受験向けの教材で6年生ごろに、てこの応用として学ぶことが多い内容です。

てこの単元とどうつながりますか?

さおばかりは、てこのつり合いをそのまま使います。てこで、「おもさ×きょり」の計算と、棒の重さを考える問題を確認しておきましょう。

滑車や輪軸の問題とも関係がありますか?

輪軸も、「おもさ×半径」がつり合う、てこと同じ考え方の道具です。滑車と輪軸もあわせて練習しましょう。

練習問題にチャレンジ

(つり手から皿までは4cm、おもりは40gとします。)

問題1:皿の重さを考えないとき、皿に100gをのせると、おもりはつり手から何cmの位置でつり合いますか。

問題2:問題1のさおばかりの目もりは、1cmごとに何gですか。

問題3:皿の重さを考えないとき、おもりがつり手から25cmの位置でつり合いました。皿にのせたものは何gですか。

問題4:皿の重さが20gのとき、0gの目もりはつり手から何cmのところですか。

答え

問題1:100×4=400、400÷40=10cmです。

問題2:40÷4=10gです。

問題3:40×25=1000、1000÷4=250gです。

問題4:20×4=80、80÷40=2cmです。

練習プリント(無料)

この記事の内容をたしかめる「初級」の練習プリントです。問題1ページと、解答・要点まとめ1ページのA4のPDFです。印刷して使ってください。

算数・理科・社会・国語の全170単元をまとめた「全部入りパック」(A4・5冊のPDF)にも、この単元の要点まとめと中級問題が入っています。

まとめ:さおばかりは「おもさ×きょり」のつり合い

さおばかりは、皿側とおもり側の「おもさ×つり手からのきょり」が等しくなる位置で重さをはかります。目もりは等しい間かくで、「おもりの重さ÷皿までのきょり」が1cmあたりの重さです。皿の重さがあるときは0gの目もりがずれること、はかれる重さに上限があることも押さえておきましょう。

関連する単元は、てこ、滑車と輪軸、ばねで解説しています。

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