塾なし中学受験の家庭向け勉強法:世界の国々と時差を教えます!緯度・経度、時差の計算、日本と関係の深い国の覚え方

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「時差の計算で、時間を足すのか引くのか分からなくなる」「オーストラリアの首都を、シドニーと答えてしまう」

世界の国々と時差は、中学受験の社会の地理で、日本と世界のつながりとして出題される単元です。緯度・経度、時差の計算、日本と関係の深い国の特色などが問われます。時差の計算は、算数のような考え方で確実に得点できる問題です。

この記事では、塾なしで中学受験を目指すご家庭に向けて、世界のすがた、緯度と経度、時差の計算、日本と関係の深い国を整理し、家での覚え方をまとめました。

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目次

六大陸と三大洋

地球の表面は、約7割が海、約3割が陸地です。

  • 六大陸:ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸
  • 三大洋:太平洋、大西洋、インド洋

ユーラシア大陸が最も大きく、太平洋が最も大きな海です。日本は、ユーラシア大陸の東、太平洋の西にある島国です。

最大の大陸はユーラシア大陸、最大の海は太平洋。日本はその間にあります。

緯度と経度

地球上の位置は、緯度と経度で表します。

  • 緯度:赤道を0度として、南北をそれぞれ90度に分けたもの。北半球は北緯、南半球は南緯
  • 経度:イギリスのロンドンを通る本初子午線を0度として、東西をそれぞれ180度に分けたもの。東側は東経、西側は西経

日本は、おおよそ北緯20度〜46度、東経122度〜154度の範囲にあります。日本の時刻の基準となる標準時子午線は、兵庫県明石市を通る東経135度の経線です。

時差の計算

経度と時差の図。地球は24時間で360度回るので、経度15度で1時間の時差になる。東経135度の東京と0度のロンドンの時差は135÷15=9時間、西経75度のニューヨークと東京の時差は(75+135)÷15=14時間。東にある地点ほど時刻が進んでいる

地球は、24時間で1回転(360度)します。そのため、360÷24=15で、経度が15度ちがうと、1時間の時差が生まれます。

時差の計算は、次の手順で行います。

  1. 2つの地点の経度の差を求める(東経どうし・西経どうしは引き算、東経と西経なら足し算)
  2. 経度の差を15でわって、時差を求める
  3. 東にある地点ほど時刻が進んでいるので、西の地点の時刻は、その時差の分だけもどす

経度15度で1時間。東経と西経の地点の経度の差は「足し算」。東ほど時刻が進んでいます。

例題1:東京(東経135度)が1月1日午前10時のとき、ロンドン(経度0度)は何月何日の何時ですか。

経度の差は135度なので、時差は135÷15=9時間です。ロンドンは東京より西にあるので、9時間もどして、1月1日午前1時です。

例題2:東京(東経135度)が1月1日午前10時のとき、ニューヨーク(西経75度)は何月何日の何時ですか。

経度の差は75+135=210度なので、時差は210÷15=14時間です。午前10時から14時間もどすと、前の日の午後8時です。12月31日午後8時になります。

なお、実際には、夏の時期に時計を1時間進める「サマータイム」を行う国もありますが、入試では問題文の条件どおりに計算します。

日付変更線

経度180度の線にそって、日付変更線が引かれています。日付変更線を西から東へこえるときは日付を1日もどし、東から西へこえるときは日付を1日進めます。

日本と関係の深い国

国首都日本との関係・特色
中国ペキン(北京)日本の主な貿易相手国。人口がとても多い
韓国ソウル日本に最も近い国の1つ。電子製品などの工業がさかん
アメリカワシントンD.C.主な貿易相手国。小麦・大豆・とうもろこしなどを輸入
サウジアラビアリヤド原油の主な輸入先。イスラム教の聖地メッカがある
オーストラリアキャンベラ石炭・鉄鉱石・液化天然ガスの主な輸入先。南半球にあり季節が日本と逆
ブラジルブラジリア日系人が多い。鉄鉱石やコーヒーの生産が多い。ポルトガル語を使う

オーストラリアの首都はキャンベラ、ブラジルの首都はブラジリア。大きな都市(シドニー・リオデジャネイロ)とまちがえないようにします。

貿易のくわしい内容は、日本の貿易で解説しています。

緯度と季節・気候

緯度は、気候と深い関係があります。

  • 赤道に近い低緯度の地域:1年中暑い(熱帯)
  • 北極や南極に近い高緯度の地域:1年中寒い
  • その間の中緯度の地域:日本のように四季がある地域が多い

また、北半球と南半球では、季節が逆になります。日本が夏の7月、南半球のオーストラリアは冬です。オーストラリアでは、クリスマスを夏にむかえます。

例題3:北緯35度・東経135度の地点の、地球の中心をはさんだ反対側の地点(対せき点)の緯度と経度を答えましょう。

緯度は北と南を入れかえて南緯35度、経度は180-135=45で、東と西を入れかえて西経45度です。

対せき点は「緯度は北南を入れかえ、経度は180から引いて東西を入れかえる」。

よくあるまちがいと対策

  • 時差の計算で、足すか引くかを逆にする:「東ほど進んでいる」を図にかいて確かめる
  • 東経と西経の地点の経度の差を、引き算で求める:東経と西経なら足し算
  • 日付が変わることを忘れる:時刻が0時をまたぐときは、日付も変える
  • 首都を大きな都市とまちがえる:キャンベラ、ブラジリア、ワシントンD.C.をセットで覚える

家庭での覚え方のコツ

地球儀を回してみる

地球儀を西から東へゆっくり回し、ライトを太陽に見立てて当ててみましょう。東にある国から先に朝が来ることが分かり、時差の意味が実感できます。

世界の時計で確かめる

スマートフォンの世界時計の機能で、ロンドンやニューヨークの今の時刻を表示してみてください。計算した時差と、実際の時刻を比べると、理解が深まります(サマータイムの時期は1時間ずれることがあります)。

国旗と首都をカードにする

日本と関係の深い国の国旗・首都・特色をカードにして、親子でクイズを出し合いましょう。スポーツの国際大会のニュースなども、覚えるきっかけになります。

世界の国々と時差のよくある質問

何年生で学びますか?

小学校の社会では、5年生で世界の大陸と海洋、日本の位置を学び、6年生で日本とつながりの深い国々を学びます。時差の計算は、中学受験向けの教材で、5〜6年生ごろに学ぶことが多い内容です。

時差の問題は、どのくらい出ますか?

毎年出る学校は多くありませんが、出たときは計算で確実に得点できる問題です。経度15度で1時間、という基本だけは必ず覚えておきましょう。

世界の国はどこまで覚えればいいですか?

まずは表の6か国の首都と特色を確実にしましょう。そのうえで、ニュースや教材に出てきた国を少しずつ増やしていくのがおすすめです。

練習問題にチャレンジ

問題1:経度が何度ちがうと、1時間の時差が生まれますか。

問題2:東京(東経135度)とロンドン(経度0度)の時差は何時間ですか。

問題3:東京(東経135度)が1月1日の正午のとき、ロサンゼルス(西経120度)は何月何日の何時ですか。

問題4:オーストラリアの首都はどこですか。

答え

問題1:15度です。

問題2:9時間です。

問題3:経度の差は255度で、時差は17時間です。正午から17時間もどして、12月31日午後7時です。

問題4:キャンベラです。

練習プリント(無料)

この記事の内容をたしかめる「初級」の練習プリントです。問題1ページと、解答・要点まとめ1ページのA4のPDFです。印刷して使ってください。

まとめ:時差は「経度15度で1時間、東ほど進む」

世界の国々の学習では、六大陸と三大洋、緯度と経度で位置をつかみ、時差は「経度15度で1時間、東ほど時刻が進む」で計算します。日本と関係の深い国は、首都と日本とのつながりをセットで覚えましょう。

地理のほかの単元は、日本の貿易、都道府県、日本の気候で解説しています。

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この記事を書いた人

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