「出願っていつから?」
「何校も受けると、どの締め切りがいつなのか分からなくなる…」
併願を組み始めると、出願期間、試験日、合格発表、入学手続きの締め切りが、学校ごとにバラバラに出てきます。塾に通っていれば塾が表を作ってくれることもありますが、塾なしの家庭は自分たちで管理するしかありません。
最初に言っておくと、出願で一番こわいのは「締め切りを1つ見落とすこと」です。だから、カレンダーに書く前に、まず1枚の表にまとめるのがおすすめです。
この記事では、出願スケジュール表に書き出す項目、日程の組み方、Web出願の流れ、締め切りを逃さないための管理方法をまとめました。
出願スケジュール表とは?なぜ必要?
学校ごとの日程を1枚にまとめた表
出願スケジュール表は、受ける学校ごとに「いつ出願して、いつ試験を受けて、いつ結果が出て、いつまでに手続きするか」を1枚にまとめた表です。
表がないと起こりがちなこと
- 出願期間を過ぎていたことに、あとから気づく
- 同じ日に2校の試験を入れてしまう
- 本命校の発表前に、併願校の手続きの締め切りが来るのに気づかない
- 受験料の支払いを忘れて、出願が完了していない
どれも、表にしておけば防げるミスです。
日程はすべて、その年度の募集要項から書き写してください。去年の日程や、まとめサイトの情報は使わないのが鉄則です。
スケジュール表に書き出す項目
学校ごとに書く項目
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 学校名・回 | A中 第1回、A中 第2回など |
| 出願期間 | 開始日〜締め切り日(時刻まで) |
| 出願方法 | Web出願・郵送・窓口など |
| 受験料と支払い方法 | カード・コンビニ・振込など |
| 試験日・集合時刻 | 午前か午後かも |
| 合格発表 | 日時と方法(Web・掲示など) |
| 入学手続きの締め切り | 日時と、払うもの |
| 延納・辞退の制度 | あるかどうか |
締め切りは「時刻」まで書く
締め切り日だけでなく、時刻まで書いておいてください。
「〇日の正午まで」「〇日の15時まで」のように、日付の途中で締め切る学校もあります。日付だけ見て「今日中に出せばいい」と思っていると、間に合わないことがあります。
表の例
| 学校 | 出願期間 | 試験 | 発表 | 手続き締め切り |
|---|---|---|---|---|
| A中 第1回(本命) | 12/20〜1/30 正午 | 2/1 午前 | 2/1 夜 Web | 2/3 15時 |
| B中 第1回(併願) | 12/1〜1/15 | 1/20 午前 | 1/21 Web | 1/27 |
| C中 午後(併願) | 12/20〜1/31 | 2/1 午後 | 2/1 夜 Web | 2/4 |
※上の日付は書き方の例です。実際の日程は、必ず各校の募集要項で確かめてください。
出願はいつ?日程の組み方
出願期間は学校ごとに違う
出願の受付が始まる時期も、締め切りも、学校ごとに違います。早く始まる学校もあれば、試験の直前まで受け付ける学校もあります。
「まだ出願期間じゃないから」と後回しにしていると、気づいたら締め切り直前、ということになりがちです。
出願期間が始まったら、早めに出してしまうのがおすすめです。
試験日を並べて、重なりを確かめる
表ができたら、試験日だけを日付順に並べてみてください。
- 同じ日の午前・午後に2校入れていないか(入れるなら移動が間に合うか)
- 何日も続けて試験が入っていないか
- 本命校の試験の前日に、疲れる予定を入れていないか
午後入試を組み合わせる場合の考え方は、別の記事にまとめています。
あわせて読みたい:中学受験の午後入試とは?午前から間に合う?移動・昼食・待ち時間の過ごし方
発表と手続きの締め切りの「順番」を見る
次に見るのが、合格発表と手続きの締め切りの順番です。
本命校の発表より前に、併願校の手続き締め切りが来る場合、入学金をどうするか決めておく必要があります。
あわせて読みたい:中学受験の入学金はいつまでに払う?返金されるか・「捨て入学金」の考え方
Web出願の流れ

今は多くの学校がWeb出願を取り入れています。流れはだいたい同じです。
STEP1:出願サイトにアカウントを登録する
学校のホームページから出願サイトに入り、メールアドレスなどでアカウントを作ります。
出願期間より前にアカウント登録だけできる学校もあります。早めに登録して、入力画面を確かめておくと安心です。
STEP2:受験生の情報を入力する
名前、生年月日、住所、連絡先、写真などを入力します。写真のデータを用意しておくと、ここがスムーズです。
あわせて読みたい:中学受験の願書の書き方は?写真の服装・志望理由の例文・出す前の確認まで
STEP3:試験の回を選び、受験料を払う
受ける試験の回を選び、受験料を払います。
多くの出願サイトでは、受験料の支払いまで終えて、初めて出願が完了します。入力だけで止まっていないか、必ず確かめてください。
STEP4:受験票を印刷する
出願が完了すると、受験票を印刷できるようになります。印刷できる時期が決まっている学校もあるので、案内を確かめてください。
締め切りを逃さないための管理のしかた

表は「紙1枚」と「スマホのカレンダー」の2つで持つ
表を作ったら、2つの形で持っておくのがおすすめです。
- 紙に印刷して、冷蔵庫など家族全員が見る場所に貼る
- スマホのカレンダーに、締め切りの前日と当日の通知をつける
夫婦で分担するなら、共有のカレンダーを使うと、どちらかが見落としてもカバーできます。
出願が終わったら「済」の印をつける
出願、支払い、受験票の印刷が終わったら、表に「済」と書いていきます。どこまで終わったかがひと目で分かるので、確認のし忘れを防げます。
学校ごとにクリアファイルを分ける
受験票、募集要項、支払いの控えは、学校ごとにクリアファイルに分けておきます。当日の朝に探し回るのを防げます。
まとめ:出願は「1枚の表」から始める
出願の準備は、表を1枚作るところから始めると、ぐっと整理できます。
- 日程は、今年度の募集要項から書き写す
- 締め切りは時刻まで書く
- 試験日の重なりと、発表・手続きの順番を確かめる
- Web出願は、受験料の支払いまで終えて完了
- 表は紙とスマホのカレンダーの両方で持ち、終わったら「済」をつける
塾なしで併願を組むのは大変です。でも、自分たちで作った表は、そのまま家族の作戦表になりますよ。
あわせて読みたい:中学受験の併願校選び方は?2023年入試、男子、女子、地域別にパターン紹介!
よくある質問
- 出願はいつごろから準備すればいいですか?
-
受ける学校が決まったら、すぐに募集要項を手に入れて、スケジュール表を作り始めるのがおすすめです。写真やアカウント登録など、出願期間より前にできる準備もあります。
- 出願の締め切りを過ぎてしまったらどうなりますか?
-
原則として、その回には出願できません。同じ学校の別の回が残っていれば、そちらに出願できる場合があります。
- 何校くらい受けるのが一般的ですか?
-
家庭や子どもの状況によって大きく違います。数を増やすより、「受かったら本当に通わせたい学校か」で選ぶのがおすすめです。
- Web出願で、受験料を払ったあとに試験の回を変えられますか?
-
学校によって対応が違います。変更できない場合もあるので、支払いの前に選んだ回をよく確かめてください。