塾なし中学受験の家庭向け勉強法:戦国・安土桃山時代を教えます!信長・秀吉・家康の天下統一の覚え方

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「楽市・楽座と刀狩、どちらが信長でどちらが秀吉だったか分からなくなる」「太閤検地と刀狩で、何が変わったのか説明できない」

戦国・安土桃山時代は、中学受験の社会の歴史で、人物とできごとの結びつきがよく問われる時代です。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の3人が、それぞれ何をしたかを中心に、ヨーロッパとの出会いや、新しい社会のしくみ、文化までが出題されます。

この記事では、塾なしで中学受験を目指すご家庭に向けて、戦国時代の始まりから、3人による天下統一、桃山文化までを整理し、家での覚え方をまとめました。

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目次

戦国時代の始まり

1467年に始まった応仁の乱のあと、室町幕府の力はおとろえました。各地では、下の身分の者が上の者をたおして実権をにぎる「下剋上」が広がり、実力で領地を治める戦国大名が争う時代になりました。これを戦国時代といいます。

戦国大名は、城下町をつくって商工業をさかんにしたり、分国法という独自のきまりをつくって領地を治めたりしました。

ヨーロッパとの出会い

鉄砲の伝来

1543年、種子島(鹿児島県)に流れ着いたポルトガル人によって、鉄砲が伝えられました。鉄砲は、堺(大阪府)や国友(滋賀県)などで大量につくられるようになり、戦いの方法を大きく変えました。

キリスト教の伝来

1549年、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルが鹿児島に来て、キリスト教を伝えました。その後、キリスト教を信じる大名(キリシタン大名)も現れました。

南蛮貿易

ポルトガル人やスペイン人を南蛮人とよび、彼らとの貿易を南蛮貿易といいます。日本からは主に銀が輸出され、鉄砲や火薬、生糸などが輸入されました。

鉄砲は1543年に種子島、キリスト教は1549年にザビエルが鹿児島に伝えました。

天下統一の3人

天下統一の3人と主なできごとの図。織田信長は1560年桶狭間の戦い、1573年室町幕府をほろぼす、1575年長篠の戦い、楽市・楽座、1582年本能寺の変。豊臣秀吉は太閤検地、1588年刀狩、1590年全国を統一、朝鮮へ2度出兵、大阪城。徳川家康は1600年関ヶ原の戦い、1603年征夷大将軍、江戸幕府を開く、1615年豊臣氏をほろぼす

織田信長

尾張(愛知県)の戦国大名だった織田信長は、次のように勢力を広げました。

  • 1560年、桶狭間の戦いで、今川義元を破った
  • 1571年、比叡山延暦寺を焼き打ちにした
  • 1573年、将軍の足利義昭を京都から追放し、室町幕府をほろぼした
  • 1575年、長篠の戦いで、鉄砲を効果的に使って武田勝頼を破った
  • 琵琶湖のほとりに安土城を築き、城下で楽市・楽座を行った
  • 1582年、家臣の明智光秀にそむかれ、本能寺の変でたおれた

楽市・楽座は、市の税を免除し、座(同業者の組合)の特権をなくして、だれでも自由に商売ができるようにした政策です。

信長は「楽市・楽座」と「長篠の戦いの鉄砲」。キリスト教は保護し、仏教勢力とは対立しました。

豊臣秀吉

信長の家臣だった豊臣秀吉は、明智光秀をたおして信長の後をつぎ、天下統一を進めました。

  • 大阪城を築き、本拠地とした
  • 太閤検地:全国の田畑の面積や土地のよしあしを調べ、収穫量を石高で表した。耕作している百姓に、年貢を納める義務を負わせた
  • 1588年、刀狩:百姓から刀ややりなどの武器を取り上げた
  • 1590年、全国を統一した
  • 1592年と1597年、明を征服しようとして、2度にわたって朝鮮に大軍を送った

太閤検地と刀狩によって、武士と百姓の身分がはっきり分けられました。これを兵農分離といいます。

秀吉は「太閤検地」と「刀狩」。この2つで、武士と百姓の身分がはっきり分かれました。

徳川家康

三河(愛知県)出身の徳川家康は、秀吉の死後に力をのばしました。

  • 1600年、関ヶ原の戦いで、石田三成らを破った
  • 1603年、征夷大将軍となり、江戸幕府を開いた
  • 1614年と1615年の大阪の陣で、豊臣氏をほろぼした

「織田がつき、羽柴がこねし天下もち、すわりしままに食うは徳川」という狂歌は、3人の天下統一の関係を表したものとして知られています。

桃山文化

信長・秀吉の時代の文化を、桃山文化といいます。大名や大商人の力を反映した、豪華で力強い文化です。

分野内容
建築天守閣をもつ大きな城(安土城、大阪城、姫路城など)
絵画狩野永徳らが、城のふすまや屏風に、はなやかな絵をえがいた
茶の湯千利休が、わび茶を完成させた
芸能出雲の阿国が、かぶきおどりを始めた

3人の政策を比べる

信長・秀吉・家康は、仏教やキリスト教への対応もちがいました。比べて覚えると、まちがえにくくなります。

人物仏教への対応キリスト教への対応
織田信長比叡山延暦寺の焼き打ちなど、仏教勢力と対立保護した
豊臣秀吉方広寺の大仏をつくるという理由で、刀狩を行った1587年、宣教師を国外に追放する命令(バテレン追放令)を出した
徳川家康寺院を統制するきまりを定めた1612年から禁教令を出した

秀吉は、宣教師の追放を命じましたが、南蛮貿易は認めていたため、キリスト教の取りしまりは徹底しませんでした。

キリスト教は「信長が保護、秀吉が宣教師を追放、江戸幕府が禁止」の流れです。

よくあるまちがいと対策

  • 楽市・楽座と刀狩を取りちがえる:「楽市・楽座は信長、刀狩は秀吉」
  • 室町幕府をほろぼした人を家康と答える:1573年に信長がほろぼした
  • 太閤検地の目的が書けない:「年貢を確実に取るため、土地と耕作者を調べた」
  • 長篠の戦いと関ヶ原の戦いを混ぜる:「長篠=信長・鉄砲(1575年)、関ヶ原=家康(1600年)」

家庭での覚え方のコツ

3人を表にまとめる

信長・秀吉・家康の3人について、「出身地・主な戦い・政策・城」を表にまとめてみましょう。この記事の図を見ながら、子ども自身に書かせると覚えやすくなります。

「何のために」を考える

楽市・楽座、太閤検地、刀狩など、政策ごとに「何のためにしたのか」を親子で話してみてください。目的まで説明できると、記述問題に強くなります。

大河ドラマや歴史漫画を活用する

戦国時代は、ドラマや漫画の題材になることが多い時代です。人物の関係が分かると、できごとの流れも覚えやすくなります。歴史漫画選びは勉強に役立つおすすめ学習漫画も参考にしてください。

戦国・安土桃山時代のよくある質問

何年生で学びますか?

小学校の社会では、6年生で歴史を学びます。中学受験向けの教材では、6年生の前半ごろに学ぶことが多い分野です。

安土桃山時代はいつからいつまでですか?

信長と秀吉が天下統一を進めた時代を、安土桃山時代といいます。信長が室町幕府をほろぼした1573年ごろから、江戸幕府が開かれる1603年ごろまでとされることが多いです。

前後の時代とのつながりは?

前の時代は鎌倉・室町時代、続きは江戸時代で解説しています。

練習問題にチャレンジ

問題1:1543年に種子島に伝わったものは何ですか。

問題2:市の税を免除し、だれでも自由に商売ができるようにした、織田信長の政策を何といいますか。

問題3:豊臣秀吉が、百姓から武器を取り上げた政策を何といいますか。

問題4:1600年に、徳川家康が石田三成らを破った戦いを何といいますか。

答え

問題1:鉄砲です。

問題2:楽市・楽座です。

問題3:刀狩です。

問題4:関ヶ原の戦いです。

練習プリント(無料)

この記事の内容をたしかめる「初級」の練習プリントです。問題1ページと、解答・要点まとめ1ページのA4のPDFです。印刷して使ってください。

まとめ:戦国・安土桃山は「3人の役割」で整理する

戦国時代は、下剋上の中で戦国大名が争った時代です。信長は楽市・楽座と鉄砲で勢力を広げて室町幕府をほろぼし、秀吉は太閤検地と刀狩で全国を統一し、家康は関ヶ原の戦いに勝って江戸幕府を開きました。3人の役割を表にして、政策の目的とセットで覚えましょう。

歴史全体の勉強の順番は時代の流れから覚える歴史の勉強法で解説しています。

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この記事を書いた人

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