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「集団塾の冬期講習は、うちの子には合わなそう。個別指導なら、冬休みをどう組めばいいの?」
塾なしで進めてきた家庭や、秋に転塾した家庭ほど、冬期講習の案内を見て迷うようです。集団塾の講習は日程も内容も決まっていますが、個別指導は塾によって「冬期講習」の形がまったく違います。
最初に結論を言っておきます。個別指導の冬期講習は、「講習の枠がある塾」と「枠がなく、必要なコマだけ組む塾」の2種類に分かれます。どちらが良い悪いではなく、冬休みにやりたいことが「総復習」なのか「苦手1単元」なのか「志望校の過去問の直し」なのかで、合う形が変わります。
冬休みの目的を1つに決めてから塾を選ぶ。講習だけ受けるなら、入会金が要らない塾から試す。これが失敗しにくい順番です。
この記事では、中学受験向けの個別指導6社(スクールIE・明光義塾・受験ドクター・WAM・SS-1・トウコベ)の冬期講習の形を、公式サイトで確認できる範囲で並べました。
個別指導6社の冬期講習の形を一覧で比べる
| 塾 | 冬期講習の枠 | 形式 | 1回の時間 | 講習だけの受講 |
|---|---|---|---|---|
| 個別指導スクールIE | あり(オーダーメイド冬期講習。今年度の案内が公開済み) | 1対1または1対2、オンラインあり | 90分 | できる(入会金・維持管理費・基礎教材費は不要) |
| 明光義塾 | あり(中学受験生向けの冬期・入試直前講習。今年度の内容は未公開で、前年の内容を参考掲載) | 個別指導、オンラインあり | 90分(小学生は45分の教室もある) | できる |
| 受験ドクター | あり(毎年実施。今年度は未公開) | 1対1、対面とオンライン | 85分(通常の個別) | 公式に記載なし |
| オンライン家庭教師WAM | あり(毎年キャンペーン型。今年度は未公開) | オンライン、1対1〜1対2 | 40分または90分 | 初めての人向けの講習がある |
| SS-1 | なし(季節講習の枠やパッケージ費用はない) | 完全1対1、対面とオンライン | 80分 | 必要なコマだけ組む |
| トウコベ | 公式に記載なし | オンラインの完全1対1 | 45分〜、15分刻み | 公式に記載なし |
表のうち、今年度の冬期講習の日程と内容を公式サイトで公開しているのはスクールIEだけです(この記事を書いた時点)。明光義塾・受験ドクター・WAMは例年、秋の終わりから冬の初めに案内が出ます。申し込む前に、必ず公式サイトで今年度の案内を確かめてください。
冬期講習の「枠」がある個別指導4社

まず、講習として申し込める4社です。講習だけ受けて、合えば続ける、という使い方ができます。
個別指導スクールIE:講習だけなら入会金が要らず、お試しパックで4回受けられる
スクールIEの冬期講習は「オーダーメイド冬期講習」という名前で、今年度の日程は12月中旬から1月上旬まで(12月30日から1月3日は休校期間。開始日と終了日は教室で前後します)。いつからでも、何日でも、何教科でも受講できるのが特徴です。
講習だけ受ける場合は、入会金・維持管理費・基礎教材費がかからず、授業料と実際に使う教材費(おおむね1,500円前後)だけで済みます。授業料そのものは学力と目標で一人ひとり違うので、公式サイトに金額はありません。学習相談と診断テストのあとに提案される形です。
初めての人は、3,300円(税込)で1対2の90分授業を4回受けられる「お試しパック」があります。無料体験との併用はできず、対象外の教室もあります。
形式は1対1か1対2で、オンライン(スクールIE online)でも受けられます。中学受験向けには、志望校のレベルに合わせた個別カリキュラムのほか、集団塾と併塾している子のフォロー(塾の教材を使った対策や宿題のサポート)もできます。公立中高一貫校の受検は、過去問などで適性検査の対策をする形です。
- 向いているのは、「集団塾の講習と並行して、苦手な単元だけ個別で埋めたい子」と、「まず4回だけ試して、合えば続けたい家庭」です。
講習だけで試したい家庭には、スクールIEのお試しパックがおすすめです。
明光義塾:講習だけの受講ができ、料金は通常の授業料と同じ
明光義塾は、中学受験生向けに「冬期・入試直前講習」のページを設けています。今年度の内容は公開前で、前年の内容が参考として載っている状態です(決まり次第更新する、と公式にあります)。
前年の講習では、12月は30日・31日以外、1月は1日〜3日以外の月曜から土曜で、好きな日時を選ぶ形でした。1教科から受けられ、冬期講習だけの受講もできます。授業は90分で、小学生は45分授業の教室もあります。オンライン個別指導もあり、対面との切り替えもできます。
料金は「期別講習の授業料は通常の授業料と同じ。学年や通塾回数で異なる」とだけ公式にあり、金額は体験やカウンセリングで案内されます。授業料のほかに諸経費・教材費がかかります。
前年の中学受験向けの講習は、「総復習」「苦手分野の克服(小6は志望校に合わせた対策)」「モチベーションアップ」の3本立てでした。小4・小5は2月からの新しいカリキュラムに向けた準備、小6の難関校コースは入試に出やすい実践問題、公立中高一貫校コースは適性検査型の問題が中心です。
- 向いているのは、「小4・小5で、今までの範囲を冬休みにまとめて復習しておきたい子」です。教室ごとにキャンペーン(授業の無料回や入会金無料など)がある場合があるので、近くの教室に確かめてください。
近くの教室で、まず無料体験を受けてから決めたい家庭には、明光義塾がおすすめです。
受験ドクター:中学受験専門のプロ講師による1対1。今年度の講習は公開待ち
受験ドクター(受験Dr.)は中学受験専門の個別指導塾で、毎年冬期講習を開いています。前年は12月24日から1月5日までで、個別は対面とオンライン、少人数・集団はオンラインで実施されました。今年度の案内はまだ公開されていません。
通常の個別指導は1対1で1コマ85分。料金は講師のランクで大きく違い、1コマ(税込)は小6で12,210円から24,420円、小5以下で11,880円から21,241円の幅があります(入学金は22,000円)。冬期講習の料金が通常と同じかどうかは、公式に書かれていません。
公式サイトの講習一覧から冬期講習のページを開くと、古い年の講座表や料金が表示されることがあります。申し込みの前に、今年度の案内が出ているかを電話や問い合わせで確かめてください。
教室は東京・神奈川・関西の10教室で、オンラインでも受けられます。直前期には、保護者向けの過去問セミナーや、志望校別の特別講座(例:開成志望の国語、桜蔭志望の算数)を開いた年もあります。
- 向いているのは、「小6で、志望校の過去問の直しをプロ講師と1対1でやりたい子」です。料金の幅が大きいので、講師のランクをどこにするかを先に相談しましょう。
志望校別の対策を1対1で詰めたい小6には、受験ドクターがおすすめです。
オンライン家庭教師WAM:1回500円の講習が毎年ある。受付開始は例年10月末
WAMの冬期講習は、毎年キャンペーン型で案内されます。前年は10月31日に「1回500円の冬期講習」の受付が始まりました。今年度の案内はまだ出ておらず、今は「1回40分500円の秋期講習」が受付中です。
秋期講習の条件は、1回40分・500円(税込)の授業を期間内で好きな日時に4回。カリキュラムは生徒に合わせて作り、初めての人だけが対象です。冬期講習が同じ条件かは、公式に書かれていません。
通常の授業は1回40分または90分で、週1回・1科目から。40分コースの月額は小4〜6年で6,400円から、90分コースは12,800円から(いずれも税込・週1回)。教材費と入会の諸費用は別です。
自宅のパソコンやタブレットで受けるので、教室に通う時間がありません。冬休みに移動の時間を減らして、短い授業を何回も入れたい家庭に合います。
中学受験向けには、私立中学受験・大手塾フォロー・公立中高一貫校のページがあり、学校別の対策ページもあります。
- 向いているのは、「近くに個別指導の教室がない」「まず500円の講習で、オンラインの授業が合うか試したい」家庭です。
オンラインで安く試したい家庭には、WAMがおすすめです。
枠がなく、必要なコマだけ組む個別指導2社
次は、「冬期講習」というパッケージがない2社です。冬休みも通常の授業を必要な分だけ入れる形なので、講習の案内を待つ必要がありません。
SS-1:季節講習の枠がなく、通っている塾の教材で必要なコマだけ組む
SS-1は、公式サイトのよくある質問に「一律の季節講習という枠組みやパッケージ費用はない」と書いています。長期休みも、その時期に本当に必要な分だけを個別に提案し、必要なコマ数だけをオーダーメイドで受ける形です。
授業は完全1対1で1コマ80分。料金は入会金27,500円+会員サポート費5,500円(月額)+1コマの料金×コマ数で、1コマの金額は講師のランクと学年で決まります(公式に金額の記載なし)。教材は原則として新しく買わず、通っている塾のテキストやテスト結果を使います。
6年生については、「春から夏にかけて受け入れを締め切る可能性が高い」と公式にあります。小6が冬から新しく入れるかは、必ず問い合わせてください。
6年生向けのページでは、過去問は「12月ごろに始めればいい」ものではなく、11月末をめどに最終の戦略を固め、過去問演習を軸に志望校に特化する、という進め方が示されています。直しをして時間をおいてから2周目に入る、という考え方です。
- 向いているのは、「集団塾に通っていて、塾の教材のまま、できなかった単元だけを冬休みに埋めたい子」です。教室は関東9・関西3とオンラインです。
大手塾の教材で苦手だけを埋めたい子には、SS-1がおすすめです。
トウコベ:オンラインの1対1で、45分から15分刻みで授業を組める
トウコベは、オンラインの完全1対1の個別指導です。公式サイトには冬期講習の案内がなく、冬休みに授業を増やせるかどうかも書かれていないので、ここでは通常の受け方を説明します。
授業は週1回45分から、15分刻みで調整できます。料金(税込)は入会金19,800円、授業料は30分あたり、中学受験をする小1〜4年が2,695円、小5〜6年が2,750円。ほかに学習サポート費3,850円(月額)がかかります。30日間の全額返金保証(入会金を含む。適用には条件あり)があります。
講師が学習計画を毎週作り、LINEで24時間質問できるので、冬休みのように毎日家で勉強する時期は、質問の窓口として使いやすい形です。
中学受験専門の「トウコベPRIME」は、講師が全員最難関中学の合格者で、全授業の録画と授業後のレポート、月1回の面談があり、志望校の過去問の類題で時間配分の演習もします。SAPIXや早稲アカとの併用もできます。PRIMEの料金は公式ページに書かれていません。
- 向いているのは、「冬休みは家で解き、分からない所だけ短い授業で聞きたい子」です。冬休みに授業を増やせるかは、無料の勉強相談で確かめてください。
家で解く時間を軸にして、質問だけ短く入れたい子には、トウコベがおすすめです。
冬休みの目的別に、個別指導の使い方を決める

塾を選ぶ前に、冬休みの2週間で何をするかを1つに絞ります。目的によって、合う形が変わります。
総復習をしたい小4・小5は、講習の枠がある塾
小4・小5の冬は、2月から新しい学年のカリキュラムが始まる前の区切りです。今までの範囲をまとめて見直すなら、「総復習」のコースが用意されている明光義塾や、総復習コースのあるスクールIEのように、講習の枠がある塾が組みやすいです。
苦手な1単元だけ埋めたいなら、コマ単位で組める塾
「比の文章題だけ」「電気の回路だけ」のように単元が決まっているなら、必要なコマだけ組めるSS-1や、15分刻みで時間を決められるトウコベ、40分の短い授業があるWAMが合います。講習の枠がある塾でも、スクールIEのように「何日でも・何教科でも」選べる所なら、同じ使い方ができます。
小6の過去問の直しは、志望校の対策ができる塾
小6の冬は、過去問を解いたあとの「直し」が中心です。志望校別の対策をうたう受験ドクターや、過去問演習を軸に志望校に特化するSS-1、志望校の過去問の類題で時間配分を練習するトウコベPRIMEが候補になります。どの塾でも、受け入れの締め切りや空き状況は先に確かめてください。
集団塾と併用するなら、塾の教材を使える所
集団塾の冬期講習に通いながら個別も使うなら、塾の教材のまま進められるSS-1や、併塾コースのあるスクールIEのように、「塾のフォロー」を前提にしている所が無理なく組めます。
申し込みの前に見ておきたい費用と手続き
- 講習だけ受けるときに入会金が要るか。スクールIEは不要、SS-1とトウコベは通常の入会が前提、ほかは公式に明記がない所もあるので確かめる
- 1回の授業料が公式に出ているか。受験ドクターとトウコベは出ている。スクールIE・明光義塾・SS-1は相談のあとに提案される
- 講師のランクで料金が変わるか。受験ドクターとSS-1は変わる
- 振替とキャンセルの条件。SS-1は前日21時までの連絡なら無料、それ以降は授業料の50%
- 今年度の案内が出ているか。出ていない塾は、前年の内容で判断せず、問い合わせる
- 教室数や合格実績の数字は、年ごとに変わり、公式の中でも食い違うことがあります。この記事では、確認できた範囲の数字だけを書いています。
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迷ったときの決め方
- 近くに教室があり、まず安く試したい → スクールIEのお試しパック(3,300円で4回)
- 教室に通う時間がなく、オンラインで試したい → WAMの講習(1回500円。今年度の案内を待つ)
- 大手塾の教材で苦手だけ埋めたい → SS-1(小6は受け入れを先に確認)
- 小6で志望校の過去問の直しを1対1で → 受験ドクター(講師のランクを先に相談)
- 家で解いて、質問だけ短く入れたい → トウコベ
- 小4・小5で総復習をしたい → 明光義塾(今年度の案内が出てから)
最初の1歩で迷うなら、講習だけで費用が決まるスクールIEのお試しパックか、500円のWAMから試すのがおすすめです。
よくある質問
- 個別指導の冬期講習だけを受けて、入会しなくてもいいですか?
-
スクールIEと明光義塾は、公式に「講習だけの受講ができる」と書いています。スクールIEは講習だけなら入会金が不要です。ほかの塾は公式に明記がないか、通常の入会が前提なので、申し込みの前に確かめてください。
- 個別指導の冬期講習の料金は、いくらくらいですか?
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多くの塾は、学力と目標で授業の回数が変わるため、公式サイトに講習の金額を載せていません。目安になる数字は、スクールIEのお試しパックが3,300円で4回、WAMの講習(前年)が1回500円、受験ドクターの通常の1コマが11,880円から24,420円です。
- 冬期講習はいつまでに申し込めばいいですか?
-
公式に締め切りを書いている塾はありませんでしたが、「座席や定員に限りがあり、希望の時間帯に添えない場合がある」とする塾が多いです。12月に入ってからでは希望の時間が取りにくいので、11月中に相談しておくと安心です。
- 小6ですが、冬から個別指導に入れますか?
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塾によります。SS-1は「春から夏にかけて6年生の受け入れを締め切る可能性が高い」と公式にあります。ほかの塾も空き状況で変わるので、まず問い合わせてください。
- 集団塾の冬期講習と、個別指導を両方受けるのは多すぎますか?
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両方の授業を増やすと、解いたあとの直しの時間がなくなります。個別を足すなら、集団塾の教材のまま苦手だけを扱う形(SS-1やスクールIEの併塾コース)にして、回数は週1〜2回に抑えるのが無理のない組み方です。
まとめ:冬休みの目的を1つに決めてから、講習の形で塾を選ぶ
- 個別指導の冬期講習は、「講習の枠がある塾」(スクールIE・明光義塾・受験ドクター・WAM)と「必要なコマだけ組む塾」(SS-1・トウコベ)に分かれる
- 今年度の日程を公式で公開しているのはスクールIEだけ。ほかは案内が出てから確かめる
- 講習だけで試すなら、入会金が要らないスクールIE(お試しパック3,300円)か、1回500円のWAM
- 小6の過去問の直しは、志望校別の対策ができる受験ドクター・SS-1・トウコベPRIME
- 集団塾と併用するなら、塾の教材のまま進められる所を選ぶ
冬休みは2週間しかありません。「何をやるか」を1つに決めてから塾に相談すると、提案される回数も費用も、ちょうどいい大きさに収まります。
出典:各公式サイトより引用